義父から突然名前を指定され困惑!
ある日、夫がひとりで義実家へ荷物を受け取りに行き、何とも言えない微妙な表情で帰ってきました。理由を尋ねると、歯切れ悪くごまかそうとしながらも、実家での出来事を話してくれました。
義父から子どもの名前について聞かれた夫は、長男や次男のときと同様に「いくつか候補を挙げておき、生まれた顔を見てから決める」と伝えたそうです。すると義父は「名前は“マリ”がいい。絶対に“マリ”にしなさい」と頑なに言い切ったとのことでした。
急な提案に私は驚きましたが、義父は理由を一切教えてくれず、義母に聞いても心当たりがないと言います。私は正直に「マリという名前は候補に考えてなかったし、理由もわからないのはちょっと……」と困惑の気持ちを夫に伝えました。夫も同じ意見だったので、私たちはとりあえず様子を見ることにしました。
義母が浮気を疑い修羅場に!?
ところが1週間ほど経ったころ、義弟から夫に電話がかかってきました。夫から「マリ」の話を聞いた義母が、義父の元カノや浮気相手ではないかと疑って問い詰めた結果、義父が大激怒して激しい夫婦ゲンカに発展してしまったというのです。
義母から長電話で愚痴をぶつけられた独身の義弟は、辟易してこちらに助けを求めて電話をかけてきたのでした。夫は面倒くさがりながらも、話し合いのため実家へ向かいました。
そして帰ってきた夫は、前回よりもさらに微妙な顔をして、ことの顛末を明かしてくれたのです。
まさかの真相!「マリ」の正体は…
なんと「マリ」とは、10年ほど前に義父がとてもかわいがっていたメスの飼い猫の名前でした。交通事故で亡くなって以降、義父はずっと引きずっており、おなかの子が女の子だと知って「ぜひ名前を引き継いでもらいたい」と考えたのだそうです。
浮気相手ではなかったものの、義母は「そこまで思い入れがあるとは知らなかったけれど、それを持ち出すなんて」とあきれ果て、私も孫に猫の名前を継がせようとする義父に困惑しました。
「申し訳ないけど、その名前にすることはない」と夫から義父を説得してもらい、周囲の猛反対を受けて義父もようやく納得したようです。
出産を目前に控えた時期の騒動で非常に戸惑いましたが、それだけ義父にとって愛猫への思いが深く、生まれてくる孫娘を歓迎してくれているからこその、少し不器用な愛情表現だったのかもしれません。
著者:秋本かなこ/40代女性。2017年生まれと2021年生まれの兄弟のママ。2026年7月予定日の女の子を妊娠中。育休中に部屋の大掃除をしたいと思うのになかなか進まないのが悩み。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています