なんでもわが家の選択に合わせるママ友
親子そろって心配性なBちゃんママからは、宿題や持ち物について頻繁に確認のLINEが届いていました。最初は気にならなかったのですが、「遠足のお弁当の中身」や「明日の服装」といった細かい内容だったため、マメではない私は次第に少し面倒だと感じるようになりました。
さらに気になっていたのは、私が答えると「じゃあ、うちもそうする!」と、必ずと言っていいほど同じ決断をすることです。
娘が2、3年生の間はクラスが離れ連絡の頻度も減っていましたが、4年生で再び同じクラスに。小学校でクラブ活動が始まる際には、Bちゃんママから「Aちゃん(娘)は何クラブに入るの?」と聞かれ、娘の希望を伝えるとBちゃんも同じクラブに入部しました。
さらに、娘が受験を見据えて塾に通い始めると、案の定その話はBちゃんママにも届き……。「うちの子も受験させることにしたよ!」という連絡とともに、Bちゃんも同じ塾に通うことになったのです。
「受験をやめて」という驚きの要求
そこから数カ月経ったある日、娘から「今日Bちゃんに、受験をやめてほしいって頼まれた」と驚きの報告が。
意味がわからず戸惑った私が詳細を尋ねると、娘いわくBちゃんはこう発言したそうです。
「Aちゃん(娘)のせいで塾に通うことになった」
「ママに塾をやめたいと言ったら、『Aちゃんがやめるなら、やめてもいいよ』と言われた」
「だから、受験をやめて!」
さらに、Bちゃんから「本当は違うクラブに入りたかったのに!」という本音まで聞いてしまった娘は、「勝手に私のせいにされても……」と困惑していました。
もちろん、娘が受験や塾をやめることはありませんでしたが、その後、Bちゃんは塾をやめ、それ以来、私はBちゃんママとなんとなく疎遠に……。子ども同士は会えばあいさつをするそうですが、一緒に遊ぶことはなくなりました。
せっかく意気投合できたママ友でしたが、違和感を覚えたときに「それは私に聞くべきではなくて、子ども自身が決めることだと思う」と本音を伝えていれば、こんな結果にならなかったのかなとも思います。
子どもを介した人間関係では、適度な距離感が必要不可欠だと思い知らされました。それとともに、親子で何かを決断するときには子どもの気持ちを尊重することを忘れないようにしたいと、心底思わされた出来事でした。
著者:河原りさ/30代女性。2016年生まれと2018年生まれの女の子2人、2024年生まれの男の子のママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています