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雨予報なのに夫が子連れキャンプを強行「任せとけ!」豪雨でなす術ナシ…スタッフに本気説教された夫は

息子が3歳、娘が生後10カ月のときの話です。家族でキャンプに出かける予定の日に雨予報が出ました。「キャンセルしよう」と提案する私の意見を無視し、未経験なのに雨予報の中キャンプを強行しようとする夫。私が不安を抱えているのをよそに、夫は余裕の表情を見せていましたが、翌朝とんでもない事態に……。

 

甘い見通しが招いた大惨事

夫が突然「キャンプに行きたい」と言い出しました。それまでキャンプの経験はありません。子どもたちも小さいので、私は「グランピングにしよう」と提案。しかし、夫は「そんなものはキャンプじゃない。自分たちでテントを張ったり、火をおこしたりしてこそキャンプだ」と言って聞きません。私は「育児用ミルクの準備やおむつ替えも頻繁にあるのに……」と渋りましたが、結局、夫の熱意に負けて、大荷物のテント泊をすることに。

 

意気揚々と準備を進める夫でしたが、日が経つにつれ、キャンプ当日の天気予報が怪しい雲行きに……。キャンプ初日の降水確率は60%でしたが、2日目は朝から80%。私は夫に「今回はキャンセルして、違う日にしない?」と相談しました。夫は「雨を楽しむのもキャンプの醍醐味だ」と言います。大人だけならその醍醐味も味わえるでしょうが、小さな子連れではそうもいきません。

 

 

「子どもたちが遊べないだけじゃなくて、素人の私たちが雨の中で準備や片づけをするのは難しいよ。子どもたちが風邪をひいたらどうするの?」と何度も言いましたが「雨が降ると決まったわけじゃない」と言い張り、職場でも「今週末は雨のキャンプ。それこそ男の醍醐味だし、俺が全部リードして家族を引っ張るから大丈夫!」と同僚たちに豪語していたそうです。

 

私は呆れ果て、「わかった。そこまで言うなら行ってもいいけど、私は子どもたちの面倒につきっきりになるからね」と告げ、半ば強引に押し切られる形で出発の日を迎えました。

 

 

そして迎えた当日。初日は曇り空だったものの雨は降らず、タープを張ったり、火を起こしてBBQをしたりと楽しめました。しかし翌日雨が降っては大変です。調理道具や細かいものなど「小さなものだけでも車に戻しておこう」と提案しましたが、すでにお酒を飲んで気分上々の夫は「何とかなるだろ。いざとなれば俺が片づけをするよ」と大口を叩いて眠ってしまいました。周囲のキャンパーさんたちも早々に翌日に備え撤退しており、キャンプ場には私たち家族しか残りませんでした。

 

翌朝、激しい雨の降る音で目が覚め、外を確認するとバケツをひっくり返したような大雨。私は「手伝わない」と心に決めていましたが、それ以上に、子どもたちをこの暴風雨の中で泥まみれにさせるわけにはいきません。「私は車の中で子どもたちを見てるから、片づけはよろしくね」と夫に告げ、急いで子どもたちを車内へ避難させました。案の定、狭い空間に閉じ込められた息子は「早く帰りたい!」とグズりだし、娘も泣いて、私はそのケアで一歩も外に出られません。

 

 

一方の外では、夫がカッパを着る暇もなく頭からズブ濡れになり、泥まみれになりながら一人で格闘しています。水浸しになった大量の道具を前に右往左往し、焦った夫がタープのロープを引っ張った瞬間、突風が吹き荒れました。地面からペグが引き抜かれ、巨大なタープが今にも隣のテントサイトへ飛んでいきそうです。


そのとき、「何してるんだ、危ないじゃないか!」と声がしました。異変に気づいたキャンプ場の管理人の男性が、夫に向かって走ってきて怒鳴っています。雨音で夫にどんな声をかけていたか細かくは聞こえませんでしたが、管理人さんはそのまま、パニックになっている夫の片づけを手伝ってくれたのでした。

 

 

なんとか片づけが済んだあと、「この雨と風の中で、その片づけ方は危険極まりないよ! タープが人に当たったら大けがじゃ済まないんだ。小さなお子さんを連れてるんだろ? 大人のエゴで家族を危険に巻き込んじゃダメだ。自然を甘く見すぎだよ!」と夫を叱責する管理人さん。夫はただただ「すみません、すみません」と頭を下げ続けるしかありませんでしたが、私は恥ずかしさで「申し訳ありません。ありがとうございました」と言うので精いっぱいでした。

 

現地で雨のキャンプの大変さを実感し、プロの管理人からも「大人のエゴだ」と本気のお説教を受けた夫。自分の「独りよがりな判断」がいかに愚かで、家族を危険に晒したかようやく気づいたようでした。
 

 

帰宅後、泥まみれになった大量の道具を一人で洗ったあと、「自分の考えが甘かった。ごめん」と私に謝罪。身をもって失敗を経験した夫はそれ以来、キャンプへ出かける前の天気予報や事前準備をしっかりチェックするようになりました。

 

どこへ出かける場合も、小さな子連れの場合は、大人だけのようにはいかないものです。しっかり準備をすることや、状況に応じて予定を変更する柔軟さの必要性を実感した出来事でした。
 

 

著者:竹内美月/40代・ライター。車のおもちゃが大好きな5歳の男の子と、歌って踊るのが大好きな2歳の女の子を育てる母。平日はほぼワンオペ育児。何が起こったのかわからないほどのスピードで時間が過ぎていく、ドタバタな毎日を送っている。仕事終わりに夕飯を作りながら飲むハイボールが楽しみ。

 

作画:sawako

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

 

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