夫婦生活への思いがなくなったと思っていたけれど…

私は、結婚してからレスに悩んでいました。子どもが生まれてからはまったく夫婦生活がなくなってしまい、育児に忙しく、夫の気持ちにまで気が回らなかった部分もあったのですが、夫も誘ってこなかったので、お互いに夫婦生活への思いがなくなったんだと思っていました。
でも、実は私自身はその思いを持て余すようになっていて……。
そんなある日、思わぬきっかけが訪れました。夫が風邪をひいて、うつさないように1週間ほど自分の部屋に隔離したのです。夫の部屋にはベランダがあるため、洗濯物を干す必要があり、換気も兼ねて部屋に入ったのですが、そのとき、久しぶりに夫の部屋に残る独特のにおいを感じたのです。
子どもが生まれてから、夫はひとりで寝ることはほとんどありませんでした。スペースの問題もあったと思いますが、久しぶりにあのにおいをかぎ、「もしかして……ひとりでしていたのかも」と、ハッとしました。子どもには夫の部屋に入るなと伝えていたので、久しぶりにひとりで過ごす時間を持った夫が、そうしていたのかも、と思いました。
私も夫に気持ちを伝えられるかも?
その出来事に、私は意外にも夫に気持ちがあったことに気付きました。これまでも、私の知らないところで自分なりにその気持ちと向き合っていたのかもしれません。でも、少なくとも浮気をしていると決まったわけではないのだと、少し安心しました。そして、もし夫にもその気持ちがあるなら、私も自分の思いを伝えられるかもしれない、と希望が湧いてきました。
わが家には寝室がいくつかあり、子どもたちは日によって誰と一緒に寝るかが変わります。最近は子どもたちも大きくなり、子どもだけで寝る日も出てきました。ある日、私と夫がそれぞれひとりで寝る日があり、これはチャンスだと思いました。
今まで誘われたことはあっても、自分から誘ったことはありませんでした。初めてのことで緊張しましたが、「あの……」と声を振りしぼり、誘ってみました。すると、夫も受け入れてくれて、久しぶりに夫婦の時間を持つことができました。あのときの安堵感と喜びは忘れられません。
お互いに夫婦生活への思いがあることがわかれば、きっかけは案外簡単なことなのかもしれません。自分から意思表示することの大切さを実感しました。思い切って誘ってみて本当によかったです。
◇◇◇◇◇
夫婦だからこそ、気持ちを言葉にするのは難しいときもあります。それでも、タイミングを見て自分から伝えてみたことで、夫との距離が少し近づいたように感じました。これからは、夫婦仲をもっと深めていきたいと思っています。
著者:川村秋穂/40代女性・主婦
イラスト:さくら
15年以上の空白期間

ホストクラブで働いていた夫と結婚して25年以上になります。しっかりしていて、誰にでもやさしい夫です。温厚で真面目に働いてくれるので経済面は助かります。でも、今では男性として意識しづらくなってきて……。
私は10年前に病気を患ったこともあり、夫婦生活がなくなって15年以上になります。でも、精神面では深くつながっているように思います。
しかし、やはり夫婦生活がなくなることに、少し寂しい気持ちもあります。たまにでも夫婦の触れ合いがあれば、何事にも前向きになれ、女性としての自分を感じられる気がするのです。
そういう意味では、夫婦生活の時間は大切だなと感じます。「夫婦生活がなくても2人が仲良しだったら良い」という考えもあるかもしれませんが、それでも私にとっては、夫婦の触れ合いがあることで、気持ちが前向きになれるような気がします。
◇◇◇◇◇
長年の結婚生活で経済的安定と精神的な平穏を得られた分、夫婦生活の喪失による寂しさも感じています。もう以前のような夫婦関係には戻れないかもしれませんが、相手を思いやる気持ちは持ち続けたいと思います。
著者:青井真琴/50代女性・主婦
夫から「夫婦生活をしたい」と言われて

夫婦生活が好きではない私。これまで痛みを感じることが多く、過去の交際相手とは、気持ち良いふりをしてしまうこともありました。夫との夫婦生活も例外ではありません。夫に「痛い」「強い」と伝えても、あまり改善されなかったので、結婚してから1年たたずにレスになりました。
結婚当初は月1回あるかないかで、妊活のため排卵周期に合わせた頻度でした。妊活を始めて半年ほどで妊娠し、出産後は育児で忙しい毎日となり、丸1年以上、夫婦生活のない日が続いていました。
正直、育児で夫に構っている余裕がなく、気持ち良いと思えない状態で、したいと思えるわけもありません。私としては、このまましばらくないほうが良いと思っていました。
しかし産後1年がたとうとしたある日、子どもが寝た後に夫から「夫婦生活をしたい。お願い」と言われ、久しぶりに応じることにしました。
夫は「このままずっとないんじゃないかと思って」と不安を口にしました。私は、夫も夫婦生活がなくても平気なのだと勝手に思っていましたが、本当は寂しく思っていて、「週3日くらいはしたい」と考えていたことを聞き、驚きました。
私はほぼ1日中ワンオペ育児をしており、空いた時間に副業のアルバイトにも出かけています。そのため、週1回ですら厳しいと感じる私と夫とでは、理想の頻度にかなり差がありました。
今までこんなことを話してきませんでしたし、夫が正直に話してくれたことは、うれしく感じました。でも、夫がそのような希望を言うなら、私の「痛い」「やさしくしてほしい」という希望も、くんでほしいと思っています。結局、今はお互いの休みが合わないことが多く、合っても疲れて寝てしまうことが多いため、レスが続いています。
◇◇◇◇◇
今回のことで、夫婦生活に対する価値観をすり合わせるために、話し合うことはとても大切だと思いました。夫婦生活については、恥ずかしさもあり、あまり話したことはありませんでしたが、周りで良い家族関係を築いている人の話を聞くと、このような話題についても、お互いに思ったことを言い合っているそうです。
今後も話し合いを続けて、夫婦生活をめぐるすれ違いが少しでも起こらないようにしていきたいと思います。
著者:司よりこ/30代女性・主婦
まとめ
3組の体験談からは、レスについて考えるうえで「自分の気持ちを伝えること」が一つのきっかけになる場合もあると感じられます。ただ、それが簡単にできれば悩まないというのも実情ではないでしょうか。
いきなり性の話題を切り出すのが難しい場合は、日々の会話や無理のない触れ合いから、少しずつ距離を近づけていく方法もあります。そうした小さな積み重ねが、夫婦で向き合う糸口になっていきそうです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
関連記事:「先にお風呂に入るね」帰宅した夫のひと言に違和感…スマホに残された衝撃の証拠!私が下した決断は
関連記事:「夫婦生活ゼロ」5人の妻たちの告白。諦め、不妊治療、浮気発覚…それぞれの妻の思いは
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!