楽しい夏祭りデートのはずが…
当時は付き合い始めたばかりで、一緒に浴衣を着て出かけるのはその日が初めてでした。
少し緊張しながら手をつないで歩き、屋台で食べ歩きをしたり、ゲームに挑戦したりと、夏祭りを満喫していました。
すると突然、左まぶたに「チクッ!」と鋭い痛みが走ったのです。最初は「何か当たったのかな?」くらいに思っていたのですが、痛みはどんどん強くなっていきました。
鏡を見て思わず絶句…
慌てて近くの鏡で確認すると、まぶたには虫に刺されたような跡があり、見る見るうちに赤く腫れ始めました。ほんの数分で、まぶたは梅干しのようにぷっくり腫れ上がってしまったのです。
あまりの変化に私は顔面蒼白。一方の彼は、「そんなに腫れることある?」と驚きながらも、思わず吹き出していました。
笑いごとではない私は、不安と痛みでいっぱいになり、そのまま近くの病院へ向かうことに。
浴衣姿のまま受付を済ませると、先生からは開口一番、「お祭りなのに災難でしたねぇ」と言われ、恥ずかしさでいっぱいになりました。
診察の結果、虫刺されによる腫れとのことで薬を処方してもらい、眼帯をつけてその日は帰宅しました。
楽しみにしていた夏祭りは途中で終わってしまいましたが、幸い大事に至らず、ホッとしたことを覚えています。
薬がよく効いたおかげで腫れはすぐに治り、その後はデートのたびに虫よけスプレーを持ち歩くようになりました。
当時はショックで落ち込んでいましたが、今では夫となった彼と「あのときは本当にびっくりしたね」と笑って話しています。
子どもたちにも何度も話している、「顔面梅干し事件」。思いがけないハプニングでしたが、今となっては忘れられない夏の思い出になっています。
著者:山田花子/30代女性・2児を育てる母。家電量販店勤務、趣味はサスペンス鑑賞。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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