予約した席に座る見知らぬ男性
私は、娘がぐずってもすぐにデッキへ移動できるよう、通路側の席を予約していました。乗車して自分の席へ向かうと、そこには見知らぬ男性が座っていたのです。私が声をかけると、男性は悪びれる様子もなく、「家族と席が離れてしまったから、あちらの席と代わってくれないか」と、当然のように言ってきました。
男性が指さしたのは、3人掛けの真ん中の席。ぐずる可能性のある幼い娘を抱えて座るには、両隣の方にも気を遣いますし、すぐにデッキへ移動することも難しい場所でした。
そこで事情を説明し、丁重にお断りすると、男性は途端に不機嫌な表情に。そして大きなため息をつき、「最近の若い母親は融通が利かないな」と、周囲にも聞こえるような声で嫌味を言ってきたのです。
あまりに理不尽な言葉を投げかけられたうえ、周囲の視線も気になり、私は一気に悲しい気持ちになりました。しかも、男性は一向にどいてくれません。どうしよう……と困っていたとき、ちょうど車掌さんが通りかかり、事情を説明することにしました。
車掌さんが男性に注意してくれたおかげで、男性は文句を言いながらも、もとの席へ戻っていきました。私は予約していた通路側の席に座ることができましたが、男性の家族から謝罪の言葉はありませんでした。
この経験から、無理な要求は毅然とした態度で断ること、そして困ったときには自分だけで解決しようとせず、早めに乗務員などへ助けを求めることの大切さを学びました。
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小さな子どもを連れての移動では、ぐずったときのことや周囲への配慮を考えて、席を選んでいる人も多いもの。また、指定席は本来、券面に指定された座席を利用するのが原則です。
困ったときや、席の移動を求められたときは、無理に応じず、早めに乗務員へ相談すると安心です。お互いが気持ちよく移動できるよう、思いやりを持って行動したいですね。
著者:渡辺みほ/30代 女性・主婦。2歳の娘を育てる母。娘が寝たあとの読書と、おいしいスイーツを楽しむ時間が日々の癒やし。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
こんなの滅多に無いだろうよ