3歳娘の素直すぎるひと言
においに敏感な私は、少し頭がクラクラしてしまいました。それでも、せっかく迎えてくれた義両親に失礼なことは言えないと思い、気づかないふりをしてお茶をいただいていました。
ところが、空気を読めないのが子どもです。娘は突然、鼻をクンクンさせながら大きな声で言いました。「なんかへんなにおいがするよ! お寺のにおいがする! 南無南無するの?」
その瞬間、リビングに一瞬の沈黙が流れました。私は冷や汗が止まりませんでした。義両親が気を悪くしたらどうしようと、慌てて娘に声をかけようとしたのですが……。
すると義母がまさかの行動を!
しかし、義母は怒るどころか、声をあげて笑ってくれたのです。「たしかにそうね! おじいちゃんのお部屋のお線香のにおいが染みついちゃってるのかも」そう言って、すぐに窓を開けて換気をしてくれました。
さらに、「気づかせてくれてありがとうね」と娘に笑いかけ、かわいらしいお花の消臭剤まで置いてくれたのです。娘の素直すぎる発言にとても焦りましたが、義母が明るく受け止めてくれたおかげで、その場の空気は一気に和みました。それからは部屋の空気も少しずつ変わり、私も快適に過ごすことができました。
子どもの悪気のないひと言は、ときに大人をヒヤッとさせます。けれど、頭ごなしに注意するのではなく、まずは言葉の裏にある素直な気持ちを受け止めることも大切なのだと感じました。
また、誰かの率直な言葉に戸惑ったときも、義母のように明るく受け止められれば、気まずい空気を和らげられるのかもしれません。私も、相手の言葉にすぐ反応するのではなく、ひと呼吸置いて受け止められる大人でありたいと思った出来事です。
著者:山根 登美/30代女性/4歳の女の子を育てている母親、会社員。趣味はショッピングです。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています