わが家が留守だったためにママ友がとった行動とは
そのママ友とは、子どもが幼稚園に通っていたころ、同じバス停を利用していたことをきっかけに知り合いました。子ども同士も仲が良く、バス停で会うたびに話すようになりました。
やがて、バス停からの帰り道に、子どもたちが決まってわが家の庭で遊ぶようになったのです。子どもたちが遊んでいる間、私はママ友の話を聞いていました。しかし、ママ友は一方的に話し続けることが多く、なかなか話が終わりませんでした。
そのうち、ママ友からさまざまなことを頼まれるように。
「子どもの水筒の中身がなくなっちゃったから、入れてくれる?」
そう頼まれるだけでなく、子どもと一緒にママ友までわが家のトイレを使うこともありました。
もちろん、困っているときはお互いさまだと思います。しかし、それが何度も続くと、「家も近いのだから、いったん帰ればいいのに……」と思わずにはいられませんでした。
そして、私が最も衝撃を受けた出来事が起こります。ある日、ママ友が何げない様子でこう言ったのです。
「そういえば、この前ピンポンしたら留守だったから、庭で遊ばせてもらったよ」
私は耳を疑いました。わが家が留守だったにもかかわらず、ママ友は無断で庭に入り、子どもを遊ばせていたというのです。わが家の庭を、自由に使ってもよい場所だと思われていたのかもしれません。そう考えると、これまで抱いていた小さな違和感が一気に大きくなりました。
それからは、子どもたちが庭で遊び始めても、「今日は出かける予定があるから」と伝えて早めに切り上げたり、「家事が途中だからごめんね」と言って、私は先に家の中へ戻ったりするようにしました。
すると、ママ友は話し相手がいなくなり、一人で子どもを見なければならなくなったためか、以前ほど長居しなくなりました。
子ども同士の仲が良いと、親としてもその関係を大切にしたいと思うものです。当時の私は、「子どものために我慢しなくては」と考え、違和感を飲み込み続けていました。
しかし、相手のペースに合わせすぎて不満やストレスを抱え込んでしまっては、無理のない関係を続けるのは難しいのだと気づきました。今後は、自分の気持ちを守るためにも、相手と適度な距離を取ることを心がけようと思います。
著者:篠田みさき/40代女性/2015年生まれの娘と夫と愛犬と暮らしています。趣味は韓国ドラマ鑑賞と、カフェで読書をすること
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)