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「盗んだの返して!」道路に放置された物をどかしたら、泥棒扱い→次の瞬間、親子揃って青ざめたワケ

私たち家族が住むのは一軒家の借家。いつも家の前の私道で遊んでいる隣人Aさんの3人の息子たちは、自転車やキャスターボードをほぼ毎回置きっぱなしにします。ある日、Aさんとその子どもたちが怒りながらわが家に来て……。

 

私道で遊ぶ子どもたちの迷惑行為

私は夫と7歳、6歳の2人の息子との4人家族。一軒家の借家に住んでいます。わが家は、公道から私道に入って、3軒並んだ一番奥。駐車場も一番奥なので、共用の私道を通って車を止めなければなりません。

 

ところが、日ごろから隣のAさん宅の行動に困っていました。Aさん宅には小学校6年生の長男くんを筆頭に、年子の元気な男の子3兄弟がいます。子どもたちの年齢が少し離れていることもあり、うちの息子たちと一緒に遊ぶことはなく、普段は顔を合わせればあいさつをする程度の関係でした。

 

そんな3兄弟はいつも私道で遊び、自転車やキャスターボード、ボールなどを私道の真ん中に出しっぱなしで帰ってしまうのです。私が仕事から車で帰ってくると、いつも私道に物が散乱していて、子どもたちはすでに家に入っているか別の場所に行ってしまって姿がない状態。直接注意する機会が一度もないまま、毎回Aさんの家の前で停車し、私が車を降りて置き去りにされた自転車などを移動させないと通れない状態が続いていました。私は面倒くさくもあり、心の中でずっと腹立たしく思っていました。

 

 

そんな中、ある休日にインターホンが鳴ったので出てみると、Aさんとその息子たちがいました。「うちの子たちが、キャスターボードがないって言うんだけど、そちらで預かってもらってません?」と、うちの玄関を覗き込みながら言うAさん。知らないと答える私に、「おばちゃん、いつもぼくたちの物どっかに動かすよね? しかもなんか怒りながらしてるよね? 僕知ってるよ! 隠してるんでしょ!」と長男くんが玄関の物を動かし始めます。私がその様子に困っていると、Aさんは「本当に知らないんですか? 勝手に触られるのも気持ち悪かったけど、まさか盗んでないですよね?」と、自分たちが片づけないことを棚に上げて責めてくるのです。

 

ろくに確認もせず、こちらを泥棒扱いするAさんの理不尽な物言いに、私は我慢の限界。「そんなわけないでしょう! 毎日毎日、車が通れなくて困るから端に避けていただけです!」と思わず強い口調で言い返しました。

 

 

Aさんが「な、なによ……!」と言い返してきそうになったとき、「おまえたち、なにしてんだ?」と男の人の声が。「パパ~! ぼくたちのキャスターボードが盗まれたんだよ!」と兄弟たちが父親の車に駆け寄ります。「キャスターボード? さっき車を出すのに道路に出しっぱなしで邪魔だったから、車のトランクに……ほら」と車のトランクを開けて見せました。

 

「何回言っても片づけないから、没収だよ没収! まさか、出しっぱなしの物がなくなったってお隣さんのせいにしたのか!?

 

父親の言葉に、やばいという顔をして黙り込むAさんと男の子たち。「そうなんです……」と私が言った途端、A家の父親の表情が険しくなり、「うちのが失礼なことを言ってすみません! 遊んだあとは片づけるように言ってるのですが、これからは、遠慮なくおっしゃってください。おまえたちも一緒に謝るんだ!」とAさんと兄弟たちの頭に手をかけ、低い声で言います。「ご迷惑をおかけしてすみません」とAさんは小さな声で言い、兄弟たちも頭を下げて帰っていったのでした。

 

 

その後、A家の私物が私道に転がっていることはなくなり、私は自宅までスムーズに帰れるようになりました。Aさんとは気まずい空気は残ったものの、今では顔を合わせれば普通にあいさつを交わすような、適度な距離感を保っています。兄弟たちも、父親からしっかり教育し直されたのか、私を見かけると少し恥ずかしそうにしながらも、きちんと会釈をしてくれるようになりました。

 

近所の方に迷惑をかけないためにも、わが家でも息子たちが外で遊んだあとは、しっかり片づけているかよく確認するようになり、子どもたちにも共用の場所でのマナーを教える大切さを再認識させられました。ご近所トラブルは些細な誤解や不満の積み重ねから、取り返しのつかない大きな溝に発展しかねないと思います。日ごろからの節度あるコミュニケーションを心がけ、ていねいなご近所付き合いを心がけていきたいです。
 

 

著者:鈴木遼子 /30代・ライター。7歳と6歳の年子の男の子を育てる母。毎日パワフルに活動する子どもたちに振り回される日々だが、大好きなコンビニスイーツを食べて体力を回復している。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)

 

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