

理想の男性とデートしたら…
最初は「理想の条件にぴったりな人が現れた」と、すっかり舞い上がっていました。ところが後日、2人でレストランへ行って話してみると、会話の中心は彼の仕事の自慢話や、高級車を購入した話ばかり。
私が話そうとしても、「君みたいな普通の会社員にはわからない世界だよ」と笑われ、そのまま彼が自分の話を続けるのです。さらに、店員に横柄な態度を取る場面が何度かあり、私は次第に居心地の悪さを感じるように。途中で何度も「もう帰りたい」と思ったくらいでした。
食事が終わるころには「僕と結婚すれば一生安泰だよ。その代わり、家事と育児は完璧にこなしてもらうけどね」と当然のように言われました。
婚活を続ける意味とは?
帰り道、東京のキラキラした夜景を眺めながらひとりで歩いていると、無性にむなしさが込み上げてきました。年収や肩書きなどの条件は理想に近くても、彼と心が通じ合ったと感じる瞬間が一度もなかったからです。
「私は誰のために、何を求めて婚活をしているのだろう」と、歩道橋の上で思わず足が止まり、これ以上婚活を続けるのは無理かもしれないと、涙があふれました。
結局、彼とはそれきり会うことはありませんでした。この出来事で、年収や肩書きといった条件だけでなく、自分を尊重してくれるか、価値観が合うかという点も大切だと痛感しました。
その後、私は一度婚活を休止して自分を見つめ直すことに。現在は婚活を再開しており、一緒にいて自然体でいられる相手を探しています。
あのとき「もう婚活を続けるのは無理かもしれない」と立ち止まったからこそ、自分にとっての幸せは何か、改めて考えることができたのかもしれません。
著者:佐藤莉奈/30代女性・都内で働く事務職の会社員です。趣味はカフェ巡りと読書。30歳を機に本気で婚活を始めましたが、想像以上に厳しい現実を前に、日々、一喜一憂しながら奮闘しています。
作画:霜月いく
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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