優子さんがテストで80点を取ったときも、運動会で1番になれなかったときも、母は頑張りを認めるより先に「可哀想」とため息をつきます。一方で、弟・ノボルさんには「大事な長男だから」と、優子さんとは別の意味で“可哀想”を使い、特別扱いを続けていて……。
長男に片付けをさせるなんて可哀想!














優子さんが小学5年生のころのこと。ある日、優子さんは弟・ノボルさんに「私のハサミを使ったら戻しておいて」と注意します。ノボルさんは素直に謝りますが、それを聞いた母はなぜか優子さんに激怒しました。
母は「男の子に片付けなんてさせたら可哀想」と言い、ノボルさんが使った物や置きっぱなしにしたランドセルまで、優子さんが片付けるべきだと言い出します。
優子さんが「それはノボルのランドセルだよ」と反論しても、母は「5年生なんだから身の回りのことをしてあげないと」と譲りません。あまりの理不尽さに優子さんが言い返すと、母は「生意気に育っちゃって。本当に可哀想な人間だわ」と涙を流すのでした。
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きょうだいの中で「上の子だから」「女の子だから」と役割を決めつけられると、本人の中には納得できない思いが残りやすいものです。お手伝いを頼むことや思いやりを教えることと、“誰かの世話を一方的に押しつけること”は違います。
また、特定の子を守りすぎることで、その子が自分でできるようになる機会まで奪ってしまうこともあるかもしれません。家族の中の小さな不公平ほど、子どもの心には長く残るもの。年齢や性別だけで役割を決めず、それぞれの気持ちを同じように大切にしたいですね。
山野しらすさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
山野しらす
