3カ月後
リンはひとりで歩けるようになり、少しずつ成長していました。私も来年の保育園入園に向けて、働きながら資格を取ろうと考え、そのことを夫に伝えると……。



















「悩んでる人の力になりたいの」
リンちゃんのママは、夫にカウンセラーの資格を取ろうと考えていることを打ち明けます。
以前なら周囲の顔色をうかがい、新しいことへ踏み出せなかったリンちゃんのママ。しかし今は、自分の人生を歩もうとしていました。
夫もそんな変化に気づき、「何か……やっぱお前変わったな。イイ意味で」とひと言。リンちゃんのママも、今でも人に気を使いすぎることはあるものの、自分の気持ちにも耳を傾けて行動できるようになり、「前より心が軽い」と感じていました。
一方、あの女性は病院のベッドにいました。
半年前に、大腸がんのステージ3と診断されていた女性。当時、手術が必要だと夫に伝えても、返ってきたのは自分の食事の心配と、「保険が出る」という言葉だけ。女性の体を案じる様子はありませんでした。
絶望した女性は、手術も治療もせず、静かにいなくなろうと考えていました。しかし、何度傷つけられても立ち向かったリンちゃんのママの姿を思い出し、「おかげで目が覚めた」と考え直したのです。
手術を受け、病院で目を覚ました女性のもとへ、弁護士が訪れます。女性は「私も正々堂々、戦ってやるわ!」と、新たな決意を固めたのでした。
◇ ◇ ◇
長年つらい扱いを受け続けると、「自分がいなくなれば、相手も後悔するかもしれない」と考えるほど、追い詰められてしまうのかもしれません。しかし、自分の命や健康を犠牲にしても、相手が反省するとは限りません。苦しい状況に置かれたときこそ、自分の人生を守ることを最優先にし、弁護士や相談機関など、信頼できる第三者の力を借りながら前へ進む方法を探したいですね。
パートナーからのひどい言動に悩んだときは、ひとりで抱え込まず、遠慮せずに第三者を頼ってくださいね。
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