お財布を忘れたママ友
ママ友と子どもたちを連れて、大型ショッピングモールへ出かけたときのことです。
ランチの時間になり、フードコートに入ることにしました。子どもたちがそれぞれ食べたいものを選び、会計をしようとしたとき、ママ友が「あ、財布を車に忘れちゃった」と言ったのです。
そして、「あとで返すから、一緒に払っておいてもらえる?」と頼まれました。
子どもたちもおなかをすかせていましたし、混雑したフードコートで一度駐車場まで戻るのも大変そうだったため、その場では私がママ友親子の分も立て替えることにしました。
ところが食事を終えたあとも、ママ友は財布を取りに戻る様子がありませんでした。
しばらく館内を歩いていると、今度は「喉が渇いたから、ジュースも一緒にお願い」と言われました。少し引っかかりましたが、またあとで精算するつもりなのだろうと思い、その分も立て替えました。
しかしその後、子どもたちがガチャガチャの前で足を止めると、ママ友は「うちの子もやりたがってるから、これもお願い」と当然のように言ってきたのです。
そのたびに「あとで返すから」とは言うものの、車へ財布を取りに行こうとする気配はありません。私はだんだん、「このまま今日一日、私が払い続けることになるのでは」と不安になってきました。
さすがに限界を感じた私は、「これ以上は立て替えられないよ。車に財布を取りに行こうか?」と伝えました。
するとママ友は少し不機嫌そうな表情になり、「そこまでしなくてもいいのに」とぽつり。結局その場では財布を取りに行きませんでした。その反応を見て、私は「もしかして、私が払うのを当然だと思っていたのかな」とモヤモヤしてしまいました。
その後、ママ友がそれ以上何かを頼んでくることはありませんでしたが、その日は立て替えた分を返してもらえないまま別れました。
後日、立て替えた分を精算してほしいと伝えると、ママ友は「え、そんなに細かく覚えてるの?」と不満そうな反応をしました。それでも何度かやり取りを重ね、ようやくお金は戻ってきました。
最初は、困っているなら助けたいと思って立て替えました。しかし、当然のように何度も支払いを頼まれ、返金を求めた際にも不満そうな態度を取られたことで、そのママ友との付き合い方を見直すことに。お金の扱い方や約束に対する姿勢が合わない相手とは、無理に合わせず、距離を取ることも必要だと感じた出来事です。
著者:佐原雛乃/4歳の女の子を育てている母親、会社員。最近はお菓子作りにはまっています。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)