放課後のおしゃべりに夢中になって…
その日は生理2日目で、経血量が一番多い日でした。量は多かったものの腹痛はほとんどなく、放課後は友人たちと教室で雑談を楽しんでいました。
「そろそろナプキンを替えたほうがいいかな」
そう思いながらも、おしゃべりが盛り上がり、そのまま時間だけが過ぎてしまいました。やがて下校時間が近づき、「そろそろ帰ろう」と立ち上がった、その瞬間です。
椅子を見て絶句。その席は…
何となく違和感を覚え、座っていた椅子へ目を向けると……。
「うそ……漏れてる!」
椅子には経血が付いていて、着ていたジャージにも漏れてしまっていました。その瞬間、あることが頭をよぎり、一気に血の気が引きました。
私が座っていたのは、当時好きだった人の席だったのです。
恥ずかしさで泣きそうになりましたが、友人たちがすぐに事情を察してくれました。周りから見えないように着替えを手伝ってくれ、椅子の掃除や消毒にも協力してくれたのです。
その後、先生と席の持ち主にも事情を説明し、椅子は新しいものと交換してもらいました。
幸い、好きだった人は事情を説明すると嫌な顔ひとつせず、「大丈夫だよ」と声をかけてくれました。その言葉に、どれほど救われたかわかりません。
生理中は、夢中になっているとナプキンを替えるタイミングを逃してしまうことがあります。だからこそ、「まだ大丈夫」と思わず、少し早めに交換することが大切なのだと実感しました。
また、あのとき友人や先生、そして好きだった人が責めることなく助けてくれたことは、今でも忘れられません。周囲のやさしさに救われたからこそ、同じことを繰り返さないよう気をつけようと強く思った出来事です。
著者:岡田美夢/20代女性・在宅でハンドメイド作家をしている主婦。どんでん返しのある映画を見るのが趣味。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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