介護に追われる日々
娘がまだ幼かったころ、私は義父と義祖母の介護に追われる毎日を送っていました。当時の私は、外で働いて収入を得ていないという理由で、「遊んでいる」と言われるような環境にいました。夫にも気持ちを受け止めてもらえず、行き場のない思いを抱えたまま、心はずっと沈んでいました。
笑わなくなっていた私
そんな日々の中で、私は自分でも気付かないうちに、表情まで暗くなっていたのだと思います。心に余裕がなく、笑うことも少なくなっていたのかもしれません。周囲の言葉や状況に押しつぶされそうになりながら、ただ毎日をこなすだけになっていました。
娘のひと言が教えてくれたこと
そんなある日、言葉を覚えたばかりの娘が私に「お母さん、よろこんで!」と言いました。その言葉の意味を考えた瞬間、ハッとしました。娘が伝えたかったのは、「お母さん、笑って」ということだったのだと気付いたのです。私は思わず娘を抱きしめ、涙があふれてきました。この子につらい顔ばかり見せていたのだと、ハッとした瞬間でした。
まとめ
娘の何げないひと言は、私の中に深く残りました。介護に追われる日々の中で、私は自分のつらさに精いっぱいになり、娘の前でどんな表情をしているのかにまで気を配れなくなっていたのだと思います。娘にとっての「よろこび」は、笑顔でいることなのだと気付きました。これからは、娘の前では笑顔を大切にしていきたいと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:真田亜紀/60代女性・主婦
イラスト:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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