「周りに迷惑をかけるな!」
車内はそれほど混雑しておらず、指定された場所にベビーカーを固定していました。ところが途中から乗ってきた年配の男性に「ベビーカーは邪魔だ! 周りに迷惑をかけるな!」と大声で怒鳴られてしまいました。
私は邪魔になってしまったことを謝りつつ、指定の場所にきちんと固定していることを説明しましたが、話を聞いてもらえず困ってしまいました。すると、近くにいた女性が「お子さんは静かですし、何も問題ありませんよ」と私にやさしく声をかけてくれたのです。
それをきっかけにほかの乗客の方々も「座席も通路も空いています」「お母さんはルールを守っているし、迷惑になっていません」「そんな言い方はおかしいです」と次々に発言してくれました。さらに運転手さんも「ルール上問題ありません」とアナウンスしてくれたので、男性はそれ以上何も言わなくなりました。
そして、降りる際には複数の方から「気にしないでくださいね」と励まされ、不安な気持ちが和らぎました。見知らぬ方々のやさしさに救われた忘れられない体験でした。
子育てに追われていて自分に余裕がなく、あの男性に怒鳴られたときは落ち込みましたが、ルールを守っているのだから堂々としていていいと思えるようになりました。また、私も誰かが困っているのを見かけたら、見て見ぬふりをせず、ひと言でも支えになる言葉をかけたいと思うようになりました。
著者:岡田瑞希/40代・女性・パート。子ども2人。休日は家族で公園へ出かけたり、カフェでゆっくり過ごしたりするのが楽しみ。
イラスト:大福
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)