生理中、プールに入るよう強制する義母
夫の実家では、毎年夏になると親族で集まって旅行をする習慣があり、昨年の夏、初めてわが家も参加することになりました。義父母が決めたのはプール付きのホテル。ところが、運悪く私は生理が重なってしまいました。夫に伝えると「俺もいるし、他の大人もたくさんついてるから大丈夫。任せて」と言ってくれたので、私は見守りに徹することにしました。
ホテルの売りである大きなプールに入るのを楽しみにしていたのは、5歳になったばかりの長女と3歳の次女。保育園の小さなプールで水遊びをした経験はありましたが、本格的なプールに入るのは初体験です。子どもたちには「ママちょっとプールに入っちゃダメな日だから、プールの横で見てるね」と言うと、すこし残念がりながらも「泳ぐの見ててね!」と言ってくれました。当日、私も一応は水着に着替え、プールサイドまで付き添いました。
すると、プールサイドにいる私に近づいてきた義母が「どうしてあなたは入らないの?」と尋ねてきます。私は「すみません。生理になってしまって……」と小声で答えると、義母は「あら、大丈夫よ! プールに入っちゃえば水に混ざってわからないから!」と、信じられないことを言うではありませんか……。
私は「プールの注意書きにも、入れないと書いてあるので……。夫にも伝えてありますし、私はここから見守ります」と話すと、義母は「まぁ! だめよ、入りなさい! 息子(夫)にばっかり子どもの相手を任せて、無責任だとは思わないの!? 息子に負担をかけさせないでちょうだい! 母親ならどんな体調でも、子どもと一緒に入って近くにいるべきでしょう!」と、あきれたような口調で言い放ちました。
その言葉を聞いて、夫の負担を減らすために私をどうしてもプールに入れたいのだと察して、思わず絶句。理不尽な主張を押し付けられてに言葉を失っていると、隣にいた義理の妹が「お母さん、それは無いでしょう! マナーを守るための苦渋の選択なのに、無責任なこと言わないの!」と私に代わってすかさず反論してくれました。
実の娘に反論された義母は「だって……。母親が見てないと危ないじゃない?」と食い下がりましたが、義妹が「まさか、○○ちゃん(私)だけに子守りの責任押し付けるつもりだったの? 自分たちがちゃんと子どもたちを見ようっていう考えにはならないワケ? 何のために皆で来ているの!」と一喝。義母は自分の主張が通らずに納得がいかないようでしたが、ようやく諦めてくれた様子で、それ以上私にプールに入るよう言ってくることはありませんでした。
義妹や夫のサポートにより、娘たちは私抜きでもしっかりとプールを楽しめたようで「ママ! 大きなプール、ドキドキしたけど楽しかった! 今度はママも一緒に入ろうね!」と大満足。生理で少々憂うつだった親族旅行も、娘たちにはいい夏の思い出になったようで、私もほっこりしました。
義母は「子どもが危ないから」「自分の息子の負担を減らしたいから」という名目で私にマナー違反をさせようとしましたが、どんな理由であれマナーを守らない姿を子どもには見せたくないですし、子どもの将来のためにもならないと感じました。
プールのマナーを守ることも、信頼できる夫に育児を分担してもらうことも、家族全員が気持ちよく過ごすために必要な選択のはず。誰か一人が無理をするのではなく、周囲と協力して解決策を見つけ、柔軟な考え方と、家族同士で助け合える関係性をこれからも大切にしていきたいと思った出来事でした。
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プールなど多くの人が利用する施設では、衛生面や安全面に配慮し、定められたルールを守ることが大切です。「水に混ざればわからない」と考え、経血が出ている状態で入水することは、明確なマナー違反です。施設によって利用条件は異なるため、必ずルールを確認し、守りましょう。
また、子どもの見守りは母親だけが担うものではありません。体調や事情によって入水できない人に無理をさせるのではなく、一緒にいる家族や周囲の大人が協力し、安全に過ごせる方法を考えることが大切ですね。
著者:田村ゆい/30代・ライター。5歳と3歳の姉妹を育てる二児の母。夫が単身赴任中のため毎日がワンオペ。最近自転車に乗れるようになった長女のために、毎日自転車練習に付き合う日々を過ごしている。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)