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新幹線で靴下を脱ぎたい娘に「行儀が悪い!」1時間以上も説教を続けた夫に「時間の無駄」と言った結果

先日、帰省中の新幹線で3歳の娘の靴下を巡ってトラブルが起きました。靴下を脱ぎたがる娘に高圧的に命令した夫。するとイヤイヤ期の娘は泣き出してしまいます。周囲の迷惑になるからと私が娘をなだめようとするも、「甘やかすな」と止めてきて……。

 

新幹線で夫のしつけが裏目に

夫は普段から「マナー」という名のマイルールに厳しい性格です。例えば、バスタオルは端を1cmもズレずに畳まなければ「だらしない」と叱責し、娘が食事中に少しでも食器の音をたてれば「育ちが悪い」と延々と説教を始め、その指摘の仕方はとても高圧的でした。

 

新幹線で2時間移動する帰省当日の朝も、娘の服を見て夫が「親戚に会うのだからもっときれいな服にしなさい」と言い始めました。娘は前の日からお気に入りのキャラクターの服を着ていくと決めていたため、大泣き。しかし夫はなだめるどころか「時間に遅れるから早く泣き止ませろよ」と私に娘を丸投げしたのです。時間に追われ、結局私が必死になだめ、やっと家を出たのでした。

 

 

新幹線に乗って一息ついたとき、娘が座席で靴下を脱ぎ始めました。電車などに乗ったとき、娘にはシートを汚さないよう靴を脱ぐように伝えていたのですが、暑いと感じるとさらに靴下も脱ぎたがるのです。すると夫が「行儀が悪い、今すぐ靴下を履きなさい」と強い口調で娘に言いました。

 

公共の場所で裸足になるのを快く思わない人がいるのも事実で、夫の指摘は間違いではないかもしれません。しかし、イヤイヤ期真っ盛りの娘に、高圧的な命令が通用するはずもなく……。娘は断固として拒否。「暑いから履きたくない」とグズり始めた娘に、周囲の目も気になり始めます。しかし夫は「暑いなんて関係ない! 静かにして言うことを聞け!」と叱り飛ばしました。すると娘は、車両内に響き渡る声で激しく泣き叫んでしまったのです。

 

 

焦る夫に対し、私は周囲の迷惑にならないようにと、娘を抱き上げてなだめようとします。しかし夫は顔を真っ赤にして「何やってんだよ、今そこでお前が甘やかしたらわがままになるだろ!」と、今度は私に対して低い声で怒鳴りつけてきました。

 

夫は「まだ話は終わってないだろう。こっちへ来なさい」と娘を私から引きはがそうとしますが、当然、娘は「ママぁー!」と、私にしがみついて泣き叫びます。私は夫に「迷惑だから声抑えて」と注意し、一度娘の目を見て、小さな声で「パパがお話あるんだって。きちんと聞こうね」とやさしく告げてみるものの、「パパ怖い」としくしく泣き続けるばかり。

 

 

これ以上周囲に迷惑をかけてはならないと、席を立ってデッキスペースに移動しますが、そこでも夫は懇々と娘に説教をします。私は「あんまり長いと何に対して怒られたのかわからなくなるよ」と言いますが「わかるまで言わないとだめだ」と語気も強める夫。

 

威圧的で話が長いので、娘は集中して話を聞けるはずもなく、途中からは目をそらしたり、「パパいや!」と言ったり。しかし夫はどうしても娘に今すぐ理解させたい一心のようで「こっちを向きなさい」と何度も娘に話を繰り返します。私たちはそんな夫に1時間以上も振り回され、その間、夫が楽しみに購入していた豪華な駅弁は、テーブルの上で放置されていました。

 

 

結局長い説教が終わったのは、目的地に到着する直前。娘は「早くばぁばんち行こう!」と夫の説教が何も響いてない様子です。夫はすっかり疲れ果て、一口も食べられなかった駅弁を不機嫌そうに片づけていました。

 

「ったくせっかくの駅弁だったのに……」と文句を言う夫に、私は「靴下ひとつに1時間以上も無駄にしたね。娘の気持ち考えた? 3歳の子どもの理解力や集中力を全部無視して、ただ自分の思い通りにしようとするから、結局今みたいに自分が困るんだよ」と真顔で伝えたのです。「自己満の説教」と突きつけられた夫は、一瞬言い返したそうな顔をしたものの、何も言い返せず、ただ黙り込んでいました。

 

 

この一件は夫に相当堪えたようで、帰路の新幹線では、娘に「靴下は履いておこうね」と穏やかに理由を添えて提案する姿が見られました。正論をぶつけるだけでは逆効果だと、身をもって学んだようです。

 

子どもの小さな意思を尊重せず、強引にコントロールしようとすれば、最終的には自分自身に大きな負担となって返ってくると私は思います。正論を押し通すことではなく、子どもを尊重しながら、きちんと理解させる努力も必要なのだと、夫婦で認識をそろえるきっかけになった出来事でした。
 

 

著者:松原櫻子/40代・ライター。3歳の娘を育てる母。イヤイヤの地雷を踏まないように、日々忍者のごとくそろりそろりと歩いている。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)

 

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