心ない一言で追い詰められた日々
そんなとき、夫から「主婦って気楽でいいよね。人の金で生活できて羨ましい。専業主婦って存在価値あるの?」と言われてしまいました。突然の暴言に悔しさと悲しさで胸がいっぱいになり、せっかくの自由時間さえ否定されたようで深く傷つきました。
それ以来、何もしていない時間に罪悪感を覚えるようになり、家事や買い出しで常に動き続け、心身ともに疲れ果てる日々が続いたのです。
スーパーで見舞った強烈なしっぺ返し
ある休日、家族で車でスーパーへ買い出しに出かけた際のこと。案の定、夫は子どもたちのワガママや理不尽な要求にイライラし始めました。
そこで私は「ちょっとだけ別に済ませたい用事があるから、この後の買い物と子どもたちのことは全部ひとりでお願い。この前『主婦は気楽で羨ましい』って言ってたし、これくらい余裕だよね?」と告げたのです。
夫は一瞬戸惑った表情を見せたものの、意地があるのか「ああ、余裕だよ」と強気な返答。夫に子ども2人とカートを託し、あえて少し離れた場所から様子を見守ることにしました。
数十分後、レジを済ませて車に戻ってきた夫は、双子に振り回されて疲れ果て、ボロボロの状態でした。私が「子どもって、親の思い通りには動いてくれないから大変だよね」と声をかけると、夫は「今までごめん、こんなに大変だと思わなかった……」とその場で深く謝罪したのです。
その日の夜、子どもたちが寝たあとに改めて話し合い、ワンオペ育児の壮絶さや夫の言葉に傷ついた気持ちを伝えました。夫は「仕事の疲れで余裕がなく、八つ当たりしていた」「言い過ぎた」と認め、休日は進んで子どもと過ごす時間を増やすように。実際に関わる中で大変さを実感したのか、少しずつ言葉遣いも柔らかくなりました。
今でも余裕がないときはきつい言い方になることもありますが、その都度気持ちを伝え合い、向き合い続けることが大切だと感じています。
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年間、保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています