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私「100円回収させて」見知らぬパパ「そしたら使えないじゃん」→目撃者が息子くんに話…パパ絶句のワケ

これは、息子が2歳のときのお話です。ある日、家族で大型のスーパーへ行きました。そこには、100円を入れて動くタイプのキャラクターカートがあります。息子が好きなので、今回も使用することにしたのですが……。

身勝手な発言をするパパ

買い物を終えて帰宅する際、夫に息子を託し、私がひとりでキャラクターカートを返却しに行きました。スーパーの入り口にある返却場所に着くと、小学校低学年くらいの男の子を連れた見知らぬパパが、並んでいるカートを覗き込んでいます。

 

私と目が合うと、そのパパから「次、使ってもいいですか?」と聞かれました。私が笑顔で答えると、「すぐ使うので、このままもらいます」と向こうもニコニコしながら言うので、私が100円を取り出そうとすると、「あ、そのままでいいですよ」とカートを引っ張ってきたのです。

 

 

このお店のカートは100円を投入すると鍵が外れて動かせ、カート返却時に100円が戻る仕組みです。「私のお金だけ取り出させてください」と伝えると、パパはあからさまに嫌そうな顔をしました。そして「え、100円玉取られたら使えないじゃん……。いちいち面倒だな~。たかが100円でケチケチしなくてもいいでしょう?」と言うのです。

 

カートの仕組みを説明し、その100円玉が私のものであることも伝えましたが、そのパパは「今、小銭を持ってないんです。財布も家だから帰るのも面倒だし、100円ぐらい譲ってくださいよ」と図々しく言い張ります。あまりの言い草に、「では、ご家族に連絡してお金を持ってきてもらってください」と言って、私は半ば無理やり100円を回収しました。

 

その瞬間、「いじわるなおばさんだね~。100円ぐらいくれてもいいじゃんねぇ」と、そのパパは、隣にいる子どもに向かって言い放ったのです。非常識なのは向こうなのに、こちらが悪者のように言われ、モヤモヤしました。

 

 

そこへ、入口近くのベンチに座っていた高齢の女性が笑顔で近づいてきました。「あら、これに乗るの? でもこれはもっと小さい子が乗るものじゃないかしら」と男の子に尋ねます。男の子が「歩くの疲れたから乗りたい」と答えました。その言葉に、女性は男の子の頭をなでながら「そうなのね。でもね、あなたのパパは今日お金を持ってないんだって。だからあなたはちょっと我慢しないといけないわ」と諭します。

 

そしてパパのほうをまっすぐ見て「それにね。知らない人にお金をくれと言って、断られたらいじわるだなんて言うのは、とても恥ずかしいことなの。本当はパパがあなたに教えるべきことだけど、わからないみたいだから、あなたがパパに『恥ずかしい』と言ってあげたほうがいいと思うわよ」と笑顔で言いのけたのです。

 

 

パパは顔を真っ赤にして絶句していました。男の子は女性に言われたことを受け、純粋な目つきで「パパ、そういうのは恥ずかしいんだって」とひと言。パパは、これ以上ないくらいのバツが悪そうな表情で「……すみませんでした」とだけ呟くと、男の子を連れて足早に去っていったのでした。

 

第三者の冷静なひと言で、私のモヤモヤも晴れました。少額だからといって、見ず知らずの他人に金銭を要求し、思い通りにいかないからと攻撃的な言葉を吐くのは非常識なことだと思います。あのときのパパを反面教師として、私も自分の言動が周囲や子どもにどう映るか、改めて気をつけようと感じた出来事でした。
 

 

著者:立川りか/30代・ライター。7歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。

 

作画:ryo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

 

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