

順調だった結婚式で思わぬハプニング
結婚式当日。緊張しながらも、挙式は順調に進んでいました。
バージンロードを歩き、誓いの言葉を交わし、次はいよいよ指輪交換。夫が私の左手を取り、指輪をはめようとした、そのときでした。
「あれ……?」
夫の手が止まりました。最初は「角度が悪いのかな?」くらいに思っていましたが、何度試しても指輪は途中で引っかかってしまいます。
その様子を見て、「まさか、このまま入らなかったらどうしよう」という不安が、一気に押し寄せてきました。
会場が静まり返ったその瞬間
実は当日、むくみの影響なのか、私の指が少し太くなっていたようでした。
夫は少し力を込めて指輪をはめようとしますが、それでも入りません。たくさんの参列者に見守られる中、何度挑戦してもうまくいかず、会場はシーンと静まり返りました。
そんなとき、夫が小さな声で、「昨日は入ったのに……」とつぶやいたのです。
そのひと言に、会場からクスッと笑い声が上がりました。
張り詰めていた空気が一気に和らぎ、私も思わず笑顔に。さらに司会者さんが「少しだけ位置を変えてみましょう」とフォローしてくださり、無事に指輪をはめることができました。
式が終わったあと、友人や親族からは「微笑ましかったよ」「二人らしい結婚式だったね」と声をかけてもらいました。
結婚式は完璧に進めたいと思ってしまうものですが、予想外の出来事があっても、その場にいる人たちと笑い合えれば、それも素敵な思い出になるのだと感じました。
今でも当日の写真や動画を見るたびに、指輪がなかなか入らず慌てていた私たちの姿や、夫のひと言を思い出して笑ってしまいます。私たちにとって忘れられない結婚式の思い出です。
著者:石川なつこ/30代女性・5歳と3歳の子どもを育てる母。平日は仕事、土日は家族と過ごします。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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