首の後ろにできた小さなしこり
ある日、何げなく首の後ろを触ったとき、小さなしこりがあることに気付きました。
痛みはなく、鏡でも見えにくい場所だったため、「ニキビのようなものかもしれない」と思い、そのままにしていました。当時は仕事も忙しく、特に気に留めることなく過ごしていたのです。
数週間後に腫れと痛みが出現
それから数週間後、しこりの周辺が急に腫れ始めました。触れるとズキッとした痛みがあり、次第に不安を感じるようになりました。
しかし、自分では状態を確認しにくい上、仕事の忙しさもあり、受診を後回しにしてしまいました。「そのうち治まるかもしれない」と考えていたのです。
シャワー中に突然起きた異変
転機となったのは、ある朝、シャワーを浴びていたときでした。突然、首の後ろに嫌な感触があり、次の瞬間、これまで嗅いだことのないような強いにおいが広がりました。
しこりが破れてしまったのだと気付き、私は慌てて洗い流しました。何が起きたのかわからず、恐怖とショックで頭が真っ白になったことを覚えています。
その日のうちに皮膚科を受診したところ、粉瘤(ふんりゅう/皮膚の下に袋状の構造物ができ、本来は剥がれ落ちる角質や皮脂が袋の中にたまってできる良性の嚢腫)と診断されました。
医師からは、炎症が起こる前に受診していれば、摘出手術を検討できた可能性があったと説明され、自分の判断を後悔しました。
まとめ
この経験をきっかけに、痛みがないからといって、体に現れた変化をそのままにしてよいとは限らないと感じるようになりました。小さな違和感にも目を向け、気になる変化があれば早めに相談するという選択肢を持つことの大切さを実感しています。
医師による解説:粉瘤の特徴と治療方法
粉瘤は、皮膚の内側にできた袋に角質や皮脂がたまる良性の嚢腫です。炎症を起こしたり破裂したりした際の変化と、主な治療法を解説します。
粉瘤ができる仕組みと見た目の特徴
粉瘤は、皮膚の内側にできた袋状の構造に、角質や皮脂がたまることで生じます。首や背中、顔などにできやすく、皮膚の下にしこりとして触れることがあります。
炎症や破裂によって起こる主な変化
粉瘤に炎症が起こると、急に大きくなり、赤みや腫れ、痛みが現れることがあります。袋の中の内容物が外へ出た場合、強いにおいを感じることもあります。
症状に応じて選ばれる粉瘤の治療
治療方法は、粉瘤ができた場所や症状によって異なります。炎症がない場合には経過を観察することもありますが、根本的な治療として袋ごと取り除く手術がおこなわれます。強い腫れや痛みがあり、膿がたまっている場合は、切開して内容物を排出する処置が優先されることがあります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:寺井美佐栄先生(ミサクリニック六本木本院 院長)
著者:佐藤恵子/40代女性・会社員
イラスト:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
関連記事:「体の中で育っていたなんて」肩のできものから液体と悪臭が。診察で判明した正体【医師監修】
関連記事:「パチン!」できものをつかんだ瞬間に破裂!中から出てきた米粒より小さい謎の粒と判明した病名
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!