夫の職場に電話をかけた母…驚きの要件とは
結婚して子どもが生まれてから、実家の両親には何かと助けてもらっていました。とくに母は孫をかわいがり、私が仕事で忙しいときには子どもの面倒を見てくれるなど、頼りになる存在でした。
しかし、そんなある日の出来事。仕事から帰宅すると、夫がひどく深刻な顔をして座っていました。
「今日、君のお母さんから職場に電話があったんだけど……」
話を聞いて、私は耳を疑いました。母が私たち夫婦に内緒で、夫の会社に直接連絡を入れていたというのです。
「お義母さん、上司に『娘は仕事と育児で疲れ切っている』『僕が仕事ばかりで家にいないから、娘に負担がかかっている』って話したらしい。それで、『もう少し早く帰れるようにして、家族を大切にするよう本人に言ってやってください』って……」
夫からそう聞かされ、私は言葉を失いました。まさか母が、私たちの家庭事情を夫の上司に話し、働き方にまで口を出すとは思いませんでした。夫に迷惑をかけてしまった申し訳なさと、母が勝手にそこまでしていたことへの怒りが入り混じり、ただただ困惑するしかありません。
すぐに実家へ電話をかけ、「どうして夫の会社にまで電話したの?」と母を問いただしました。ところが母は、「だって、あなたが大変そうだったから」と悪びれる様子はありません。父まで「母さんはお前を心配しているだけだから」と母をかばいます。
心配してくれる気持ちはわかりますが、夫の職場にまで口を出すのは行きすぎです。このままではいけないと思い、両親に私たちの考えを伝えることにしました。
後日、両親を呼び出し、夫の職場に直接連絡することがどれほど非常識な行為なのか、そして私たち家族には私たちなりの生活があるのだと、きちんと伝えました。まさか自分の両親が、夫の前でそろって正座をして謝る日が来るとは夢にも思いませんでした。ただ、この一件を通して、私自身も「親に甘えすぎていたのかもしれない」と深く反省しました。日頃から頼りきりだったからこそ、親も私たちの家庭に踏み込んでもいいと勘違いさせてしまった部分があったのだと思います。申し訳なさそうに深く頭を下げる2人の姿は、今でも忘れることができません。
あの騒動を境に、両親は本当に余計な口出しをしなくなりました。時が経ち、今では母も「あのときは本当にやりすぎたわね」と笑って振り返ってくれます。親にとって、私はいつまでも心配な娘なのかもしれません。それでも、自分たちの家庭を守るためには、実の親とも適切な距離を保つことが必要なのだと実感した出来事でした。
著者:益子恵美/30代女性/7歳の息子の母。事務の仕事。趣味は旅行
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
※AI生成画像を使用しています
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