2人で決めた結婚式費用
結婚式場を探し始めたのは、顔合わせより少し前のことでした。見学に行った会場がとても素敵で、夫も私もすぐに気に入りました。ただ、見積もりを見ると、私が想像していたよりも高額。
私は正直に「私の貯金だけだと、半分出せるかわからない」と伝えました。すると夫は「じゃあ足りない分は俺が出すよ」と言ってくれたのです。
夫自身もその会場を気に入っていたため、2人で話し合った末、その形で進めることにしました。
ところが、夫からその話を聞いた義母は納得できなかったようです。
迎えた両家顔合わせの日。和やかに食事をしていたところ、義母が突然、私にこう言いました。
「あなた、お金ないんでしょ?」
あまりに唐突なひと言に、私は一瞬何を言われたのかわかりませんでした。義母はさらに「だから結婚式代を半分出せないんでしょう? 普通は折半するものじゃないの?」と続けました。
まさか両親の前でお金のことを責められるとは思わず、私は言葉を失いました。
ヒートアップする義母。すると父が…
夫はすぐに「それは2人で話し合って決めたことだから」と止めてくれました。しかし義母は納得せず、「結婚するのに、そのくらいの貯金もないなんておかしいでしょう!」と私を責める言葉をつづけたのです。
せっかくの顔合わせなのに、私は恥ずかしさと悔しさでいっぱいになりました。
すると、それまで黙って話を聞いていた父が口を開きました。
「娘の結婚のために、前から用意していたお金があります。足りない分はそこから出せばいい。だから、もう娘を責めないでください」
父は怒鳴ることもなく、落ち着いた口調でそう伝えました。義母は一瞬言葉に詰まり、それ以上何も言わなくなりました。
その後、両親が以前から私のために準備してくれていた結婚資金を使わせてもらい、費用の不足分を補うことになりました。
両親の前で貯金のことを責められたときは、本当にいたたまれない気持ちになりました。しかし、感情的にならず、それでもはっきりと私を守ってくれた父には今でも感謝しています。
結婚式のように大きなお金が動く場面では、それぞれの家庭で考え方も違います。だからこそ、「普通はこう」と決めつけるのではなく、まずは結婚する2人が納得できる形を話し合うことが大切なのだと感じた出来事です。
著者:安藤由紀/40代女性・専業主婦。実家が遠方のためワンオペ育児中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
※AI生成画像を使用しています
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