楽しみにしていたお泊まりのはずが…
その日は彼のお兄さんが不在で、2人でゆっくり過ごせる予定でした。
ところが、家に入った瞬間、まず気になったのが独特のにおい。男2人で暮らしていることもあってか、部屋にはかなり生活感がありました。
キッチンを見ると、調理器具や調味料は必要最低限。冷蔵庫もかなり小さく、普段あまり料理をしていないことが伝わってきます。
「まあ、男2人暮らしだし、こんなものなのかな」
そう思っていたのですが、さらに驚いたのがお風呂場でした。排水口には汚れがたまり、洗濯機まわりもかなり気になる状態。「これ、最後に掃除したのいつ……?」と思わず聞きたくなるほどでした。
自分も使う場所なので、そのままにしておくのも気になります。結局、私は「ちょっと掃除するね」と袖をまくり、水回りの掃除を始めることにしました。
気づけばまるで家事代行!?
最初はお風呂場だけのつもりでしたが、ひとつきれいになると今度は別の場所が気になってきます。排水口を掃除し、洗濯機まわりを拭き、気づけばすっかり汗だくに。
「私、お泊まりしに来たんだよね……?」
そんなことを思いながらも、せっかくなのでそのまま夕食まで作ることに。
掃除をして、ごはんを作って……。ふと我に返ると、まるで家事代行サービスのようです。
それでも、きれいになった部屋を見て彼はとても喜んでくれました。後日、「この前のお礼」とピアスまでプレゼントしてくれたほど。頑張ったかいがあったなとうれしくなりました。
しかし、しばらくして再び彼の家を訪れると……水回りはすっかり元の状態に戻っていました。どうやら彼もお兄さんも、掃除はかなり面倒に感じるタイプだったようです。私自身も掃除が大好きなわけではないので、面倒に感じる気持ちはよくわかります。とはいえ、誰かがやってくれるのを待っているだけでは、家はなかなかきれいになりません。
楽しみにしていたお泊まりが、まさか汗だくの大掃除になるとは思いませんでしたが、今では少し笑える思い出です。
著者:高喜紀歌/20代女性・小学1年生の女の子を育てているシングルマザーです。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※AI生成画像を使用しています
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