「ケーキかな?」期待の中、出てきたのは…
当日、みんなが料理やお菓子を持って集まってくれる中、ひとりのママ友が「今日のために、特別なものを用意してきたよ!」と言いながら、大きなタッパーを取り出しました。
子どもたちは「ケーキかな?」「何だろう!」と大喜び。私も、てっきり手作りのお菓子か何かだと思っていました。ところが、ふたを開けた瞬間、その場にいた全員が固まりました。中に入っていたのは、なんと大量の焼き魚だったのです。
「えっと……これは?」
戸惑いながら私が尋ねると、ママ友は満面の笑みで、「昨日、家でバーベキューをしてね。いつもより高い魚を買ったから、焼いて持ってきたんだ」と答えました。たしかにおいしそうではありましたが、誕生日パーティーのテーブルに並ぶ料理としては、かなり異色です。子どもたちも「お魚なの?」と困惑。
それだけならまだよかったのですが、魚を温めると、いぶしたようなにおいが部屋中に充満してしまい……。後日、そのママ友から「魚、すごくおいしかったよね。いい仕事したわ~」と言われ、私は笑顔で「そうだね」と答えるしかありませんでした。
今でもわが家では、誕生日の時期になると「あの魚事件」を思い出します。誕生日ケーキよりも焼き魚が一番印象に残る、忘れられないパーティーとなりました。
◇ ◇ ◇
誕生日パーティーなどの集まりでは、「みんなで食べられるもの」「子どもが喜びそうなもの」など、持ち寄る品をそれぞれが違ったイメージで捉えていることもありますよね。
悪気がなくても、ちょっとした認識のズレから思わぬ展開になることも。持ち寄りをお願いするときは、「お菓子や果物など」と具体的に伝えておくと、ちょっとした行き違いを防げるかもしれませんね。
著者:前田あや/30代 女性・会社員。7歳の男の子を育てるママ。趣味は旅行。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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