気づけばいつもわが家が遊び場に
30代のそのママ友は私と年齢が近く、子ども同士も同級生で仲が良いため、よく一緒に遊んでいました。しかし、遊ぶ約束をするたびに「うちは散らかっているから、そっちに行ってもいい?」と言われ、気づけばいつも遊び場はわが家になっていたのです。
さらに気になったのが、ママ友親子が遊びに来るとき、毎回飲み物を持参しないことでした。これまでほかのママ友親子と遊ぶときは、それぞれ自分や子どもの飲み物を持参することが多く、私の中ではそれが当たり前になっていたのかもしれません。そんなこともあり、回を重ねるうちに少しずつモヤモヤするようになりました。
それでも、わが家で遊ぶときにはいつも麦茶を用意していました。
エスカレートする飲み物のリクエスト
ところがある日、ママ友から「寝不足で眠いから、コーヒーとかない?」と聞かれます。一瞬困惑したものの、雰囲気を壊したくなくて断れずにコーヒーを出すと、それを見た娘さんまで「麦茶はあまり好きじゃないから牛乳がいい!」と言い出しました。
結局、それ以来ママ友にはコーヒー、娘さんには牛乳を出すのが定番に。気心の知れた関係なら多少甘えるのもわかりますが、正直、そこまで気兼ねなく甘え合える間柄ではありませんでした。
集まる場所も飲み物も毎回こちらが提供する状況に、次第に「私ばかりが負担している」と感じるようになったのです。
あるきっかけで我慢の限界を迎え…
そしてある日、珍しくママ友の娘さんだけが遊びに来たため、いつものように牛乳を出しました。すると、布製のソファの上に牛乳をこぼしてしまったのです。慌てて拭き取ったものの、においが取れず、結局ソファを買い替えることに。
子どもが飲み物をこぼすのは仕方がないことだと思い、モヤモヤしつつもママ友へ伝えるのは控えました。
しかし、それまでの「わが家で遊ぶのが当然」「飲み物を出してもらって当然」というママ友親子の態度への違和感が限界に達していました。ソファの件以上に、積み重なった厚かましさに疲れ切ってしまったのです。
それからはそのママ友と少しずつ距離を置くようにし、子ども同士が遊びたがるときは「家が散らかっているから」と伝えてママ友は家に招かず、子どもだけを預かるようにしています。子ども同士の仲は大切にしたいものの、親同士の付き合いまで無理をする必要はないのだと実感した出来事でした。
著者:野田綾香/40代女性。2015年生まれの娘と、2017年生まれの息子と、夫の4人暮らし。飲食店でのパート勤務。
イラスト:ふー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)