割り込んできた女性と店員さんの神対応
満席だったため、入り口の外にあるウェイティングリストに名前を書こうと、ボードのほうへ向かうと、後ろから50代くらいの女性が割り込んできました。女性は日傘を差しており、その日傘を私に当てながら、順番を抜かしたのです。
とても嫌な気持ちになりましたが、そんなことをする女性に抗議する勇気はありませんでした。両親も女性にあきれ、関わりたくない様子だったので、私たちは女性が書き終わるのを待つことに。
しかし、女性は「ペンがない!」と騒ぎ始めました。すると、目の前に立っていた店員さんが、すっとやって来たかと思ったら、私にペンを渡してくださり、「お名前をどうぞ」と言ってくださったのです。
店員さんは、女性が順番を抜かした様子を見ていてくれたのだと感じました。女性はなんだか気まずそうに私の後ろに戻りました。店員さんがきちんと見てくださっていたこと、そして、順番をきちんと守れるよう対応してくださったことに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
自分のことしか見えていない女性と、周りをよく見て行動する店員さん。その対比に、人としてのあり方を改めて考えさせられました。人を不快にさせるのではなく、小さな親切で誰かを笑顔にできる。私もそんな素敵な大人でありたいと強く思った出来事でした。
著者:田中ひとみ/20代女性/0歳と5歳の子どもを育てる母。医療機器メーカー勤務で現在は育児休暇中。
イラスト:たかだきなこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています