喧嘩のたびに義母を連れて帰るマザコン夫
30代後半の知人Aさんは、同い年の夫と1歳の長女と3人で暮らしています。普段は明るくやさしい夫ですが、たまに夫婦間で口論になると、非常に困ることがありました。
夫はささいなことでへそを曲げるとすぐ義実家へ行き、義母に愚痴を吐き、義母と2人そろって家に戻ってくるのです。そして決まって義母は「仲良くしなさい。子どもがいるのに喧嘩なんてだらしない」と説教した後、
「離婚するなら私が同居して、2人の緩衝材になってあげるから」
と謎の提案をしてきます。
夫はそのたびに「離婚したくないから母さんも一緒に住もう」と、夫も訳のわからない理屈で同調。Aさんは「誰が離婚なんて言ったの? 離婚はしないので同居は結構です」と断るのがお決まりのパターンでした。
ちなみに喧嘩の内容は「にらんできた」「わざとぶつかってきた」など、夫からAさんへのまるで小学生のような言いがかりばかり。毎回義母を連れてくる夫の幼稚さに、Aさんは正直うんざりしていました。
いつもと様子が違う…義母が一緒じゃない!
ある日の朝、ごみ出し係である夫が、ごみを出し忘れたまま会社に行ってしまいました。Aさんは代わりにごみを出しておき、夜に夫が帰宅してから「忘れてたから出しておいたよ」と軽く伝えました。
すると夫は「忘れてただけなのに、何でそんなに責めるんだ! またお母さんに言うからな!」と逆ギレし、またまた家を飛び出してしまったのです。
1時間後、夫が帰宅しました。しかし、いつもなら一緒に来ると思っていた義母の姿が、その日に限ってありません。不思議に思ったAさんが「今日はお義母さんと一緒じゃなかったの?」と聞くと、夫は「なんか、もう同居はしないって怒られちゃった。俺たちが喧嘩しすぎたから、母さんもうんざりしちゃったのかな」と力なく肩を落としていました。
Aさんは「喧嘩っていうか、いつもあなたの一方的な言いがかりだけどね」と喉まで出かかりましたが、義母が心変わりし、同居の話が消えたなら好都合です。「そうかもね。もう喧嘩しても、お義母さんには言わないほうが良いかもね」とだけ返しました。
義母が涙目で白状…SNSに寄せられた厳しい指摘!
後日、夫の外出中に義母が突然訪ねてきました。義母は、驚くAさんを前にもじもじしながら、あまりにも意外な事実を打ち明けました。
なんと義母は、「息子夫婦の離婚を阻止するために同居したいが、嫁が納得しない。説得方法を教えて」とSNSに匿名で投稿したというのです。
しかし、コメント欄には「親の介入こそ離婚の原因」「夫の肩を持つ義母と同居は絶対無理」と大荒れの炎上状態に。SNS利用者から厳しい指摘を受け、義母は自分が過干渉だったことにようやく気付いたと打ち明けました。
さらに「言いがかりで親にチクる夫も異常。離婚しないでいてくれている嫁こそ大切にすべき」という辛辣な声も多く、息子の言動にも問題があると気付かされたとのことでした。
義母はAさんに
「本当にごめんなさい。私が愚かだったみたい」
と涙目で謝罪。それ以降、義母が夫婦喧嘩に介入することは一切なくなりました。
逆に、夫が愚痴をこぼそうものなら「Aさんとしっかり話し合いなさい!」と一喝してくれるようになり、夫の理不尽な言いがかりも次第になくなっていったそうです。
まとめ
「ネットの情報はうのみにしてはいけない」とよく言われますが、今回はSNSに寄せられた意見が、義母の考えを改めるきっかけになりました。ただ、改善するのは難しいと思われていた義母との関係が、たった一つのSNS投稿をきっかけに180度変わってしまい、Aさんはネットの影響力の大きさを実感したそうです。
もしAさんが直接訴えても、過保護な義母の耳には届かなかったでしょう。身近な人の言葉には耳を傾けられなくても、利害関係のない人から同じ指摘を受けることで、初めて気付けることもあるのだと感じさせられる出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小山リオ/30代女性。娘と夫と3人で暮らす。娘が寝た後、夫とお酒を飲みながら映画を見る時間が最近の癒やし。
イラスト:おーちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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