通販の支払いが50万円超に
その友人とは、仕事の愚痴やパートナーとの悩み、将来への不安など、いろいろな話ができる間柄でした。話も合い、普段は毎日のようにLINEを交わしていました。
そんな私たちには、買い物の仕方に一つだけ違いがありました。私は商品を実際に見て選びたい実店舗派。一方、友人は通販をよく利用していました。
ある日、友人と夕食を食べに行くことになりました。
これまで友人は、2人で食事をするときには「少しおしゃれなお店に行こう」と言うことが多かったのですが、レストランへ向かう途中、突然こう言ったのです。
「今日はファストフードでもいい?」
珍しいなと思い、理由を尋ねると、友人は「通販サイトで買い過ぎちゃった……」と打ち明けました。
その月と翌月に支払わなければならない金額は、合わせて50万円を少し超えるとのことでした。驚いて何を買ったのか聞くと、友人は「これとか、これとか」と、そのとき持っていたバッグや履いていた靴を示しました。
似たようなバッグや靴を、いくつも購入してしまったそうです。
一度には支払えないため複数回払いにしたものの、手数料も加わり、家計が回らなくなってきたため、節約を始めたと話していました。
手数料の額や今後の返済について聞いているうちに、50万円ほどだった支払額が少しずつ膨らみ、友人がかなり困っていることが伝わってきました。
「次の給料で返す」を信じて
友人同士でお金の貸し借りをするのは避けたほうがよい。
頭の中では警鐘が鳴っていました。それでも、困っている人を放っておけない性格が出てしまい、私はつい口にしてしまったのです。
「少しお助けしようか?」
友人は意外にもためらう様子を見せず、「本当に? 助かる! 次の給料で返すから!」と答えました。
私がすぐに用意できたのは、30万円ほどでした。お金を下ろして友人に渡すと、友人はその場で入金しました。
「次の給料で、必ず!」
友人は何度もそう繰り返し、私にお礼を言い続けました。長く付き合ってきた友人だったこともあり、私も「きっと返してくれる」と信じていました。
毎日のLINEが突然途絶えた
ところが、その後、毎日のように続いていたLINEのやりとりが少しずつ減っていきました。
返事が途切れがちになり、やがて友人とは疎遠に。そして、ついには連絡が取れなくなってしまいました。
「次の給料で返す」という約束は果たされず、その後、何度給料日を迎えても、貸した30万円は返ってきませんでした。
まとめ
今回の出来事で、親しい相手だからこそ、お金の貸し借りには慎重になる必要があると痛感しました。相手を助けたい気持ちだけで動かず、自分を守るために一線を引くことも大切なのだと学んだ、苦い経験です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:富澤杏/50代女性・主婦
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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