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会員制スーパーの会員証を盗んだママ「週末使ってあげる!感謝してよね!」警察に通報しようとした結果

三男が1歳のころの話です。ある日、三男を連れ、近くの子育て支援センターへ行きました。仲良しのママ友Aさんと談笑し、三男のおむつ替えの際にAさんに私のカバンを見てもらっていたのですが、帰宅すると会員制スーパーの会員証が見当たりません。「どこかで落としたのかな……」と思いましたが、後日、Aさんは信じられないことを口走るのです……。

「ちょっと借りただけ」と言い張るママ友

近くの子育て支援センターへ通ううち、同年代の子どもがいるAさんと仲良しに。Aさんは、飾り気がなく気持ちのいい性格で、私は子育て相談に乗ってもらうなど、とても信頼していました。

 

ある日、支援センターで三男のおむつを替えようとしたとき、Aさんが「いいよ! 行っておいで。カバンは私が見ておくから」と言ってくれたので、言葉に甘えそのままベビールームへ。部屋に戻ると、Aさんは私のカバンのそばで少し慌てた様子で座っています。そのときは特に気に留めることはなかったのですが……。

 

その夜、家族で会員制のスーパーに行くことに。そこは、年会費を払った人に発行される会員証がないと入店できないお店で、私は会員証を持っているものの、久しく行っていませんでした。しかし、なんとその大切な会員証が見当たりません。家中を探しましたが見つからず、結局スーパー行きはキャンセル。私は「しばらく使ってなかったから、どこかで落としたのかな……」と肩を落とすしかありませんでした。

 

 

数日後、公園でAさんに会い、会員証のことを話すと、彼女は「あ、それ、預かっておいたよ!」と笑顔で言います。「えっ?」と驚く私に、Aさんはなくしたはずの私の会員証を差し出してきたのです。

 

私は状況がよくわからず「どこかに落ちてた? どこで拾ったの?」と慌てて聞くと、Aさんは信じられない返事。「拾ったんじゃないよ。あの日、あなたのカバンからカードが見えたからちょっと借りてたの。今週末に買いもの行こうと思って! あのスーパーって、入口でカード見せるときにマスクしてれば、写真なんてろくに見られないよね? しかも今ってセルフレジで自分でバーコードスキャンするだけだから、誰のカードかバレないんじゃないかなって! あなた先月あたり、『あのスーパー最近行けてないから今年は年会費だけ払うことになりそう』って言ってたじゃない。使わないまま期限切れになったら、せっかく払った年会費がもったいないから、私が代わりに使ってあげようと思ってたんだよ、感謝してよね!」と平然と答えます。

 

 

Aさんは、おむつ替えで私が不在のときにカードを盗み、今週末に私になりすまして買いものをする計画を立てていたのです。あまりに信じられない展開に、あ然としてしまいました。そして、「盗むなんて犯罪だよ! 人のカードで買いものする気だったの!?」と震える声で怒ると、Aさんは鼻で笑いながら「盗むなんて人聞きが悪い。だから借りただけだって! あなたが行かない間に私が有効活用してあげようとしてたんだから、いいじゃない!」と、訳のわからない言い訳をします。

 

あまりの言い分に、私の怒りは頂点に達しました。そして、自分がどれだけ悪いことをしたのかわかっていない様子のAさんに反撃しようと思い、嘘をついてみることに。

 

 

「そういうことだったんだね。実はそのカード、Aさんに会った日になくしたって気づいたんだけど、どこを探しても見つからなかったから、落としたと思って警察に遺失届を出してあるの。でも、Aさんが私のカバンから盗んだってわかったから、今から警察に『落としたんじゃなくて盗まれてました。犯人はママ友のAさんでした』って通報してもいい? 支援センターの防犯カメラを調べたら、あなたが私のカバンを漁ってる映像がきっと残ってるんじゃないかな」


すると、Aさんの顔からみるみる血の気が引いていきます。「ちょ、ちょっと。ただの貸し借りでしょ」と弁解しますが、私は「貸した覚えはないわ。今すぐ謝罪して!」ときっぱり。Aさんはものすごい早口で謝り、逃げるように去っていきました。

 

もちろん、この日以来、Aさんとの関係を断ったのは言うまでもありません。

 

 

今回は会員証を使用される前に取り戻すことができましたが、あのスーパーの会員証の本人確認は厳重で、Aさんが目論んでいたマスク作戦は通用しなかったと思います。何より、いくら「今週末に借りて使うつもりだった」と言い張られても、無断で他人のカバンから物を取ることは許されることではないはずです。

 

親しいママ友でも、貴重品の管理には細心の注意を払うことが大切だと痛感し、ママ友とのお付き合いは、ある程度の節度や距離感を守らなければと身をもって実感した出来事でした。
 

 

著者:谷 ふみ/40代・ライター。中学2年生と小学5年生、6歳の3人の男の子を育てるママ。仕事に家事、育児に追われる毎日。子ども達が寝静まったあと、ひとりでドラマや映画を見るのが楽しみのひとつ。

 

作画:ryo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

 

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