契約直前、姉からのひと言
両親から受け継いだ家を建て替えることになったとき、50代の姉と私の2人でローンを組むことで話がまとまっていました。
姉と私は2人姉妹です。これまでも喧嘩をすることはありましたが、時間がたつと自然と仲直りし、なんだかんだ仲良くやってきたと思っていました。
家の建て替えは大きなお金が動くことです。不安がなかったわけではありませんが、姉と一緒に進めるのだから大丈夫だろうと、私はどこかで安心していました。
ところが、いざ契約という直前になって、姉から思いがけないことを言われたのです。
「ローンはあんた1人が組めばいいでしょ」
突然の言葉に、私は耳を疑いました。
「死ねば終わりでしょ」
姉はさらに、
「あんたが死ねばローンは終わりなんだから」
と言いました。
姉には子どもが2人がいます。姉としては、自分も一緒にローンを組むことで、将来的に子どもたちに負担が及ぶ可能性を気にしていたようでした。
一方、私は独身です。姉は、私1人でローンを組み、団体信用生命保険に加入すれば、私に万が一のことがあった場合にローンが完済されると考えていたようでした。
ローンの詳しい仕組みについて、私自身もすべてを正確に理解していたわけではありません。ただ、契約直前になって突然「あなた1人で組めばいい」と言われたこと、そしてその理由として私の死を前提にしたような言葉を向けられたことが、どうしても受け入れられませんでした。
また、ローンの話とは別に、母の遺産についても姉の言葉に傷ついたことがありました。姉から「お前の分、口座に振り込んでおいたよ」と言われたため、私は「結局、総額はいくらあったの?」と尋ねました。
すると姉は、
「そんなに金が欲しいの!?」
と強い口調で言ってきたのです。
私はただ、遺産の全体額を確認したかっただけでした。けれど、まるで私がお金に執着しているかのように言われ、言葉を失いました。住宅ローンのことに加え、遺産の話でも姉との受け止め方の違いを感じ、悲しさが込み上げてきました。
姉との距離を考えた
姉にも姉なりの事情や考えがあったのかもしれません。
子どもたちに負担を残したくないという気持ちは、親として理解できる部分もあります。けれど、そのために私だけがローンを背負う形になり、さらに「死ねば終わり」と言われたことは、あまりにも冷たく感じました。
お金のことだけでなく、私自身の存在を軽く扱われたような気がして、とても悲しくなりました。
結局、私は1人でローンを組むことになりました。
これまで姉とは、言い合いになっても自然と元に戻れる関係だと思っていました。しかし今回のことで、今までと同じような距離感ではいられないと感じました。
姉を完全に嫌いになったわけではありません。それでも、これからは自分の気持ちを守るためにも、少し距離を置こうと思っています。
まとめ
家族だからわかり合えると思っていても、お金や将来の負担が関わると、思いも寄らない本音が見えることがあるのだと感じました。大切な関係だからこそ、納得できないことを曖昧にせず、自分の心を守る距離感も必要なのだと思います。
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※AI生成画像を使用しています
著者:佐々木なおみ/40代女性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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