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夫「なぜ姉が来ることがいけないのか?」2LDKで義姉との同居が始まり、私の体調が悪化したワケ

ある日突然、外国人の夫の姉がわが家に来ることになりました。私にとっては青天の霹靂(へきれき)。「日本に仕事を探しに来る。幸い日本語が話せるので仕事が見つかるはず。最短で3カ月ここに一緒に住むけれど、ずっといるわけではないと思う」とのこと。なぜそんな重要なことを私に聞かずに勝手に決めるの!? それと「最短で3カ月」とは!? 「最長3カ月」ではなく「最低3カ月」って!?

 

姉と住むことがなぜダメなのか?という夫の言い分

 

 

 

夫にとって、家族と住むことは当然のことでした。自分が結婚していようがいまいが、家族や親族は困ったときはお互いさま。住むところがなければ自分の家に住まわせるという考え方なのです。しかし、それが結婚して日本に住む家族にも適用されるとは思いませんでした。

 

聞けば、義姉はまず3カ月ほど日本に滞在し、その後も必要な在留資格を得て長く日本で暮らす予定で、すでに航空券も取って、あとは来るだけとのこと。「怒髪天(どはつてん)を衝く」とはこのことで、私は言葉を失いました。

 

夫の言い分は「なぜ姉が来ることがいけないのか? 何も豪華な食事を与える必要はない。一緒に住んで同じ物を食べるだけなのになぜいけないのか」。

 

どうして事前に私に言ってくれなかったのかという質問については謝るばかり。2LDKで1つは子ども部屋、1つは私の仕事場兼夫婦の寝室という狭い家なのに……。

 

そして、ついに夏真っ盛りの暑い日に義姉はわが家にやって来ました。着いて早々、疲れた、眠いとリビングのソファへ。思春期で難しい年ごろの息子はいつもの居場所を取られ、自室へこもってしまいました。私までもが他の部屋に行ってしまっては感じが悪いと思い、リビングの食卓にずっといることに。初日から気疲れしました。

 

 

ささいなことがストレスに。他人と暮らす難しさ

私は在宅で1日中仕事をしています。夫の話では、義姉は明日にでも仕事を探しに出掛けるということでしたが、ずっと家にいるのです。しかもわざわざベランダに出て、大きな声でスマホで電話をします。家はマンションのため、ベランダの声は隣近所の迷惑になると説明し、やっと家の中で電話をすることを了解してもらいました。

 

夫は仕事で、夜遅くにならないと帰ってきません。子どもが学校に行っている間、私と義姉は2人きりです。他人が家にずっといるというのは、気が落ち着きません。また、ひとりなら簡単に済ませられる昼食も、ある程度は気をつかわねばならず、こちらも疲れました。

 

義姉も気をつかったのか、部屋の掃除をしてくれたのですが、トイレの中まで掃除機を使ってしまい、それをそのまま和室に持ってきて畳を掃除。文化が違うだけでどちらが間違っているということではないのですが、私にとってそれはどうしても衛生的ではないと感じることなので、これも説明し、掃除は私がすることになりました。

 

あれはだめ、ここはこうしてなどと説明するよりも、自分がしたほうが手っ取り早いと思ったのですが、このようなささいな不満が、日ごとに積もり積もっていきました。

 

ただでさえ更年期でつらいのに…眠れない日々

ちょうどそのころ私は更年期障害に悩まされており、夜中に何度も目が覚めてしまい睡眠が十分に取れないこともあって、仕事の合間によく横になっていました。少しでも眠ることができれば良いのですが、すぐそこに義姉がいると思うと、なかなかリラックスすることができず、私の体調もだんだん悪くなっていきました。

 

夫が休みの日に義姉を連れて出掛けてくれたので、その日だけは少し休むことができました。このとき私は、日常生活が精神の安定の上に成り立っているということに改めて気付いたのです。

 

朝起きると、他人のにおいがする。義姉が寝ているリビングと、キッチンはつながっています。子どものお弁当を作るため私は朝5時に起きますが、義姉はそのまま寝ているので、寝ているすぐ横で子どもと私は朝食をとります。私は起きた直後から疲労しており、常に眠く、フラフラの状態でした。

 

夜遅く帰宅した夫と積もる話があるのはわかるのですが、義姉の大きな声が寝入りばなの私には非常に耳障りで、何度か「もう少し小さい声で話してもらえないか」と言ったこともあります。そのたびに、私と夫・義姉との間に深い溝ができていくようでした。

 

その後、私の兄を交えて夫、義姉と話し合い、義姉が夫の知人の家に移ることが決まり、同居生活は終わりました。夫も実際に生活してみて、長く続けるのは難しいと感じたようでした。結局、義姉は仕事が見つからず、1年後に帰国。義姉には申し訳ないですが、私は心底ホッとしました。

 

まとめ

ただでさえ体の変化や気分のゆらぎを感じやすい更年期に、家で気をつかい続ける生活は、想像以上に心身につらいものだと感じました。今回の経験を通して、生活習慣や家族との距離感は、育った環境や文化によって違うことを実感。同居する場合は、家族だからと当然に考えず、事前にお互いの考えや生活について話し合うことが大切なのだと思いました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:平田昭子/50代女性。東京生まれの東京育ち。校正の仕事が休みの日は、映画や読書を楽しむ。最近は着物にもはまっている。父の認知症をきっかけに、高齢者と病気について考えるようになった。

マンガ:山口がたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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