記念日旅行で「もしかして…?」
旅行当日は、平日の仕事終わりに彼の車で出発しました。どこへ向かうのか聞いても、彼はなかなか教えてくれません。
車を走らせること約3時間。到着したのは、きれいな星空で有名な場所。以前、私が彼に「いつか行ってみたい」と話していたところでした。
そのことを覚えていてくれたのがうれしく、同時に「付き合って1年だし、もしかしてここでプロポーズされるのかも」と少し期待していました。
ところが、その日はあいにくの大雨。楽しみにしていた星空を見ることはできませんでした。
そのままホテルへ向かい、温泉に入ったり、2人でゆっくり過ごしたりしましたが、結局その日は何もないまま。翌朝になってもプロポーズはありませんでした。
その後、帰る途中でお花が見られる場所へ立ち寄る予定でしたが、周辺は大渋滞。夜には都内のレストランを予約してくれていたため、ゆっくり見る時間がなく、車の中から眺めるだけで東京へ戻ることになりました。
夜景ディナーも終わり、諦めた直後…
彼が予約してくれていたのは、高層階にあるおしゃれなレストラン。窓からは東京タワーが見え、雰囲気も抜群でした。
「今度こそ、ここでプロポーズかも?」
そんな期待が再び膨らみましたが、食事はそのまま楽しく終了。彼から特別な言葉をかけられることもありませんでした。
少し残念に思いながら店を出ると、彼が「せっかくだから東京タワーを見て帰ろう」と言いました。そこで再び車に乗り、東京タワーへ。
到着後、タワーを背景に2人で記念写真を撮っていると、突然、彼が私の前で改まった様子を見せました。
そして、そこでまさかのプロポーズ。
何度も「ここかな?」と期待しては何もなかっただけに、驚きのほうが大きく、思わず「なんでここ!?」と思ってしまいました。それでも、もちろん返事は「はい」。忘れられないプロポーズになりました。
彼に真相を聞くと…
後から彼に聞いたところ、本当は旅行先の星空の下でプロポーズするつもりだったそうです。しかし、まさかの大雨。予備のプランを考えていなかったため、彼の頭の中はかなり焦っていたのだとか。
その後も「どこでしよう」と考えているうちに時間が過ぎ、レストランでは周囲に人がいることが恥ずかしくて踏み切れず。帰り道で東京タワーが目に入り、「ここしかない」と急きょ向かったそうです。
そんな裏話を聞くと、彼らしいなと思い、思わず笑ってしまいました。
その後、私たちは結婚。プロポーズの思い出を残したくて、入籍するときには本籍地を東京タワーにしました。思い描いていた形とは違うプロポーズでしたが、今振り返ると、それも含めて私たちらしい大切な思い出になっています。
著者:永井紗江/20代女性・一歳の女の子を育てる結婚3年目の専業主婦。趣味は旅行とドラマ鑑賞。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
※AI生成画像を使用しています
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