義母「半分もらって帰るわ」実家から届いた高級マンゴーなのに!⇒空気を一変させた4歳娘の痛快なひと言

実家の両親から、「いつも育児を頑張っているご褒美に」と、木箱に入った立派な完熟マンゴーが届きました。めったに口にできないものだったので、週末に家族みんなでゆっくり味わおうと、冷蔵庫の奥にそっとしまっておいたのです。
ところがその週末、遊びに来ていた義母が、おやつの準備をしようと冷蔵庫を開け、マンゴーを見つけてしまいました。義母は「あら、おいしそうな果物ね」と言うと、私に確認することもなく包丁で切り分けました。驚いている私の目の前で、義母はさらに保存容器を取り出したのです。
義母は切ったマンゴーの半分を保存容器に詰めると、「これ、半分もらって帰るわね」と、当たり前のように自分のバッグへしまおうとしたのです。たった一つしかない特別なマンゴーを、家族で分ける前に半分持っていかれる……。
楽しみにしていただけに、私はショックで言葉が出ませんでした。「待ってください」のひと言すら、口から出てきませんでした。リビングに気まずい空気が流れたそのときです。お皿と保存容器を交互に見ていた4歳の娘が、大きな声で言いました。
「おばあちゃん、それママが頑張ったご褒美なんだよ。なんでおばあちゃんが持って帰るの?」
娘のあまりにストレートなひと言に、義母は手を止め、「あ……そうだったの? ごめんなさい」と顔を赤くし、保存容器のマンゴーをそっとお皿に戻しました。その様子がなんだかおかしくて、私は思わず吹き出してしまい、さっきまで張り詰めていた気持ちもどこかへ飛んでいきました。
結局、その日は、義母も一緒に、家族みんなでマンゴーを味わうことができました。娘の言葉がなければ、モヤモヤした気持ちを抱えたまま週末を過ごしていたと思います。娘が無邪気に口にしてくれたおかげで、気まずさを長引かせずに済みました。
思いがけない出来事があっても、子どもの無邪気なひと言が間に入ってくれることで、ふっと肩の力が抜けて丸く収まることもあるのだなと感じました。今ではあの日のことを思い出すたび、家族でくすっと笑ってしまう、わが家の思い出の一つになっています。
著者:七尾希子/30代・女性・会社員。ひとり娘を育てる母。趣味はお菓子作り。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
ママが楽しみにしていたマンゴーを無断で持ち帰ろうとした義母に対し、4歳の娘さんが放った「ママが頑張ったご褒美なのになんで?」というストレートなひと言はお見事でしたね!
続いてご紹介するのは、「手抜き料理は愛情不足!」と言い、手作りにこだわっていた義母のお話です。
夕食後、ゴミ箱のそばで「あるもの」を発見してしまった5歳の娘さんが、義母に向かって放った無邪気で残酷なひと言とは!?
「ばあばもスーパーで買うんだね!」“手抜きは愛情不足”が口癖の義母→娘の痛快な指摘に、義母は?

義母は昔から「家族の健康を考えるなら、何でも手作りが一番」という考えの人でした。私にもよく「市販品ばかりだと子どもがかわいそうよ」と言い、「手抜き料理は子どもへの愛情が足りない」というのが口ぐせのようになっていたのです。
そんな義母は、娘にも「ばあばは、◯◯ちゃんのためにできるだけ手作りしているのよ」とよく話していました。娘も、義母の料理を食べるたびに「ばあばの手作りだね」と、うれしそうにしていたものです。
ある日、義母の家で夕食をごちそうになることになりました。「今日は◯◯ちゃんのために頑張って作ったのよ」と、義母は何品もの料理を並べてくれました。どれもおいしく、当時5歳だった娘も大喜びでした。
食事のあと、片付けを手伝おうとキッチンへ向かったときのことです。私より先に走っていった娘が、ふとゴミ箱のそばで立ち止まりました。そこには、スーパーで販売されている総菜の容器がいくつか入っていたのです。すると娘は悪気なく、明るい声で義母に言いました。
「ばあばもスーパーでおかず買うんだね! 今日のごはん、すごくおいしかった!」
その場の空気が、一瞬止まったように感じました。義母は少し顔を赤らめ、気まずそうな表情を浮かべながら「今日は作る時間が足りなくて……少しだけお総菜を使ったの」と言いました。
市販品を使うこと自体が悪いとは思いません。ただ、普段から「手抜き料理は愛情が足りない」と言われていたことを思い出し、私は少しモヤモヤしてしまいました。私は迷いましたが、正直な気持ちを伝えることにしました。
「どれも本当においしかったです。娘もとても喜んでいました。準備してくださって、ありがとうございました」
義母は少し黙ったあと、「そうね……忙しいときは、少し頼ってもいいわよね」と、気まずそうに笑いました。それ以来、義母から「市販品ばかりだとかわいそう」と言われることは、ほとんどなくなりました。
今回のことで、手作りかどうかよりも、相手を思って用意する気持ちのほうが大切なのだと改めて感じました。私自身も、家事や料理のやり方を一方的に決めつけないようにしたいと思っています。
著者:佐藤美咲/40代・女性。子どもの成長を見守りながら、料理や収納を工夫することが好き。趣味はカフェ巡りとドラマ鑑賞。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
子どもは、大人が思っている以上に周囲の状況や大人の姿をよく見ているものですね。純粋な言葉には、どんな正論よりも悩ましい状況を打開する力があるのかもしれません。私たち大人も子どもたちの手前、恥ずかしくない誠実な振る舞いをしなければと身が引き締まる思いがします。
義家族の振る舞いにモヤモヤするような場面では、ときには子どもたちのように、真っすぐ伝えることも大切なのではないでしょうか。お互いに無理のない、心地よい関係性を築くためにも、素直な気持ちを伝え合いたいですね。