家族旅行なのに、夫だけ趣味を満喫
現地では、偶然にも夫が好きなキャンプ用品の展示会が開催されていました。
それを見つけた夫は、「せっかくだし、ちょっと見てくる」と言うと、そのままひとりで展示会へ。私は慣れない土地で双子を連れて移動することになり、突然ワンオペ状態になってしまったのです。
夫は普段から、外出先でもふらっとひとりで行動してしまうことがありました。私が日ごろからひとりで双子を見ることが多いため、「大丈夫だろう」と思っていたようです。
しばらくして夫から連絡があり、ようやく合流。楽しそうな夫とは対照的に、私はすでにヘトヘトでした。
せっかくの家族旅行なのに、どうして私だけが双子を追いかけ続けているんだろう……。そう思うと、悲しい気持ちになりました。
今度は夫に双子を任せてみると…
その日の午後、私は夫に「少しお土産を見たいから、子どもたちよろしくね」と伝え、双子を任せてひとりで売り場を見ることにしました。
夫は「いいよ」と答えたものの、どこか不安そうな表情。とはいえ、夫がひとりで双子の面倒を見るのは初めてではありません。私も目の届く範囲にいるので大丈夫だろうと思い、お土産選びを始めました。
しかし、15分もしないうちに夫から電話が。
「ごめん、戻ってきて!」
慌てて戻ると、夫はすっかり疲れた様子で、「外で2人を見るのって、こんなに大変なんだな」とつぶやきました。
その後、夫は外出先で勝手に単独行動をすることがなくなり、以前より積極的に子どもたちを見てくれるようになりました。
普段から双子のお世話をしていた夫でも、慣れない外出先でひとりで2人を見ることで、私がいつも感じていた大変さを実感したようです。あの日をきっかけに、家族で出かけるときには、お互いに声をかけ合いながら子どもたちを見るようになりました。
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年間保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
イラスト:おはな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)