身勝手な親子に天罰…!?
息子が4歳のころ、幼稚園で知り合ったA親子、B親子、C親子と私と息子の親子4組で、地域のお祭りへ行くことになりました。
当日、待ち合わせ場所に到着すると、すでにみんな集まっていたのですが。ママ同士で話す後ろで、AちゃんがBちゃんのネックレスを欲しがり無理やり奪っていました。泣き出すBちゃんに対してAちゃんママは娘を叱るどころか、「ごめんね~。ちょっと貸してあげてね」とまさかの発言。これにはBちゃんママも苦笑いでした。
その後もAちゃんは大暴走。息子のかき氷を奪ったり、Cくんのスーパーボールが入った袋をわざとぶちまけたり……。私たちがAちゃんを止めようとすると、Aちゃんママが「大丈夫よ。子ども同士のことなんだから見守らなきゃ」と言って注意もしません。
みんながモヤモヤし始めたころ、たまたま同じお祭りに参加していたBちゃんのおばあちゃんも一緒に回ることになりました。しかし、Bちゃんのおばあちゃんが合流後も、Aちゃんは好き放題。「それちょうだい!」と言ったかと思うと、Bちゃんのベビーカステラを全部食べてしまい、Bちゃんはまたも大泣き。Aちゃんママは「いっぱい食べちゃったのね~。まあ、子どものすることだから」と言うだけで謝罪も買い直しもしません。おばあちゃんはBちゃんをなぐさめ、一緒にどこかへ行ってしまいました。
しばらくして戻ってくると、Bちゃんのおばあちゃんの手にはお祭りで大行列ができていた特製チョコバナナが。それを見たAちゃんは、Bちゃんのおばあちゃんに「それちょうだい!」と言って奪い、誰が止める隙もなくむしゃむしゃ食べ始めたのでした。そんなAちゃんに対して、おばあちゃんは困った顔で「あぁ待って! それ、さっき落としちゃったのよ。そんなの食べたらおなか壊しちゃわないかしら……」と慌てた様子で言いました。
それを聞いたAちゃんママは、激怒。なぜ食べる前に止めなかったのかとBちゃんママのおばあちゃんを責め立てました。しかしおばあちゃんは動じることなく、先ほどのAちゃんママのセリフをそのまま「まぁ、子どものすることだから仕方ないわよね」と返したのです。自分の言葉が特大のブーメランとなって返ってきたAちゃんママは、顔を真っ赤にして「おなか壊したらただじゃ置かないわよ!」と娘を連れて帰っていきました。
Aちゃんママが帰宅したあと、Bちゃんママはおばあちゃんの機転に感謝しつつも少し心配そうな様子でした。するとおばあちゃんは、落としたというのは嘘で、少しお灸を据えるための作り話だと笑顔で明かしてくれたのです。おばあちゃんの言葉にみんな安心し、その後はお祭りを楽しめました。
Aちゃんママには、その後「本当は落としたものじゃなかったんだって」とBちゃんママから連絡。Aちゃんママは本当に娘のおなかが痛くならないか生きた心地がしなかったようでしたが、もちろんAちゃんは無事でした。後日、今までの行動を猛省してグループチャットで謝罪がありました。そしてこれを機に、Aちゃんママはしっかり娘の行動を注意してくれるようになったのでした。
たとえ子どもでも、何をしても許されるわけではなく、わが子が間違った行動をしたときには、親がきちんと伝えるべきだと私は思います。「子どもだから」という言葉を免罪符にせず、きちんと善悪を理解させるという親の使命と、他人からの注意もしっかり受け入れる大切さを実感した出来事でした。
著者:立川りか/30代・ライター。7歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。
作画:
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)