夕方、届いたLINEに絶句
その日の夕方、年上の同僚からLINEが届きました。「子どもの熱で急に帰られたら超迷惑。仕方ないから文句も言えないよね~」
読んだ瞬間、私のことだとわかりました。おそらく、別の人へ送るはずだったのでしょう。どう返せばよいのか悩みましたが、このまま見なかったことにはできません。
意を決して、「私のことですよね。急に帰ってしまい、すみませんでした」と返信しました。
すると、すぐに既読がつき、「すみません。送る相手を間違えました」と謝罪のLINEが。さらに、「嫌な思いをさせて本当にごめんなさい」と改めて謝られました。
しかし、私に送るつもりがなかったとしても、書かれていたのは同僚の本音です。一度目にした言葉は、なかなか頭から離れませんでした。
限界の私を救った、先輩ママのひと言
翌日、別の同僚がそっと声をかけてくれました。
「子どもの発熱は仕方ないよ」「私たちだって、いつ助けてもらう側になるかわからないんだから」
その言葉に、張り詰めていた気持ちが少しゆるみました。それでも、職場は自宅や保育園から少し離れています。また呼び出されたら、周囲に迷惑をかけるのではないか?
あのLINEをきっかけに、今の環境で働き続けることへの不安が膨らんでいきました。
悩んだ末に、私が出した結論は
しばらく悩んだ末、私は仕事を辞めることを決意。自宅から近く、子育てに理解のある職場へ移ることにしたのです。
今の職場には子育て中の人も多く、急な呼び出しにも理解を示してくれます。もちろん、休んだり早退したりしたときには感謝を伝え、できるときには周囲を助けるよう心がけています。
あのLINEには傷つきましたが、自分や家族に合った働き方を見直すきっかけにもなりました。必要以上に自分を責め続けるのではなく、無理をしすぎずに働ける環境を選んだことは、間違っていなかったと思っています。
◇ ◇ ◇
子どもの体調不良は予測が難しく、働くママやパパは子どもを心配する一方で、職場への申し訳なさも抱えてしまいがちです。しかし、誰もが助ける側にも、助けられる側にもなる可能性があります。相手の事情を想像し、困ったときには支え合える思いやりを大切にしたいですね。
子育てをしながら働く人が必要以上に肩身の狭い思いをせずにすむよう、周囲の理解が少しずつ広がっていくといいなと思います。
著者:田中美咲/30代女性/家事や子育ての合間に、ドラマを見たり、カフェでゆっくり過ごしたりするのが好きです。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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