

新婚旅行なのに、おなかの調子が…
新婚旅行で訪れたのはグアムでした。
慣れない環境や食事の影響なのか、旅行中はおなかの調子がいまひとつ。「せっかくの新婚旅行なのに……」と思いながら、何度もトイレへ駆け込んでいました。
まだ結婚したばかりだったこともあり、夫に伝えるのは少し恥ずかしく、できればおなかの不調には気づかれたくありません。
そんな状態のまま迎えた、旅行2日目の夜。ホテルの部屋で過ごしていると、またおなかが痛くなり、私はトイレへ向かいました。
しばらくこもったあと、ようやく落ち着き、ホッとしながら水を流した、そのときです。
「ゴボゴボゴボ……」
聞き慣れない音がして、便器を見ると、水位がどんどん上がっていました。
「このままじゃ部屋が水浸しに!?」
どうすればいいのかわからず見ていると、ついに水が便器からあふれ始めました。
「どうしよう! このままじゃ部屋まで水浸しになっちゃう!」
ホテルにも迷惑をかけてしまうかもしれない。夫にもこの状況を知られてしまうかもしれない……。いろいろなことが頭をよぎり、私はすっかりパニックになっていました。
そして、とっさに便器へ手を伸ばしたのです。
今振り返ると、冷静な状態だったらとてもできなかったと思います。当時はとにかく「何とかしなきゃ!」という一心で、便器へ手を入れてしまいました。すると詰まりが取れ、水位は少しずつ下がっていったのです。
水が引いていくのを見て、ようやくひと安心。ところが次の瞬間、自分が何をしたのかを思い出し、今度は別の意味で青ざめました。
何事もなかった顔で夫のもとへ
すぐに石けんを使い、手や腕を何度も念入りに洗いました。
「これでもう大丈夫かな……」
そう思っても気になり、もう一度ゴシゴシ。あのときほど真剣に手を洗ったことはなかったと思います。
そして、何事もなかったような顔をして夫のいる部屋へ戻りました。幸い大きな騒ぎにはならず、夫にもトイレで起きたことを気づかれずに済みました。
海外では、日本とはトイレの設備や水の流れ方が異なることもあります。旅行先では現地の設備や使い方にも気を配り、トラブルが起きたときほど慌てずに行動することが大切なのだと実感しました。当時は本当に焦りましたが、今では新婚旅行を振り返るたびに思い出す、忘れられないハプニングです。
著者:もものかおり/50代女性・反抗期の子どもに疲れた母
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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