フミヨさんは、家事をさせることで綾乃さんを試そうとしますが、ノボルさんが一緒に来たため計画はうまく進みません。綾乃さんに家事をさせまいとするノボルさんの姿に、ついにフミヨさんは怒りを爆発させます。
「家事は女の仕事」「男性に家のことをさせるなんて恥」と綾乃さんを責め立てるフミヨさん。しかし綾乃さんは怒り返さず、「もしかして、誰かに言われたことですか? お義母さまの表情がつらそうに見えて……」と静かに問いかけました。
その言葉にハッとしたフミヨさんは、結婚したばかりのころ、義母から「女は家庭に入るのが幸せ」と言われた過去を思い出して……。
私は幸せ者。きっとそう……












義母に頼まれ、一日かけてたけのこの下処理をしたフミヨさん。その夜、夫・シゲユキさんに義母のことを相談しようとします。しかし、たけのこご飯を喜ぶ夫から「フミヨと結婚できて幸せだよ」と言われ、フミヨさんは言葉を飲み込んでしまいました。
夫を傷つけたくないという思いから、義母への違和感を打ち明けられなかったフミヨさん。やさしい夫、きれいな家、やさしい義母がいる自分は幸せなのだと、必死に思い込もうとするのでした。
◇ ◇ ◇
「これくらい我慢しなきゃ」「自分は幸せなんだから」と思うほど、小さな違和感に対して見て見ぬふりをしてしまうことがあります。けれど、苦しいと感じた気持ちは、なかったことにはできません。誰かを責めるためではなく、自分の心を守るためにも、「つらい」と言える場所を持つことは大切なのかもしれませんね。
山野しらすさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
山野しらす