お互い妊娠中…
そのとき、突然その女性から「すみません、席を代わってもらえませんか?」と声をかけられました。一瞬、どうしようかと戸惑いました。というのも、私自身も妊娠中だったからです。相手のしんどさは察しましたが、私も体調的に立っているのが難しい状況で、頭の中が混乱しました。
私は少し勇気を出して「すみません、私も妊娠中なんです……」と伝えました。その瞬間、女性は驚いた様子を見せ、「そうだったんですね! それは気づかなくてごめんなさい。しんどいですよね、気にせず座っててください」と言ってくれたのです。思いがけない言葉に、私は胸がじんわりと温かくなりました。
幸いなことに次の駅で別の席が空き、彼女も無事に座ることができたようでした。私はその様子を見て、少し安堵しました。
この出来事を通して、妊娠中は外見だけではその人の体調や感じているつらさが分からないものだと痛感しました。本当につらくて助けを求めていたと思うので申し訳ない気持ちになりましたが、無理をせず、自分の体調を優先することも必要だと感じました。また、マタニティーマークはもっと周囲の目にとまりやすい位置につけないといけないとも思いました。
著者:今田 坡菜/20代女性・会社員
3歳の子どもを育てる母。趣味は映画鑑賞と寝ること。
作画:たかだきなこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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