伝わりやすい名字を使って予約
社会人になって間もないころ、学生時代の友人と久しぶりに会うことになりました。お互いに話したいことがたくさんあったため、事前に個室居酒屋を予約することにしました。
私の名字はかなり珍しく、電話口で伝えると、何度も聞き返されたり、別の名字に聞き間違えられたりすることがよくありました。
そこで、自分にも店員さんにもそのほうがラクだろうと思い、予約の際にはポピュラーな名字を名乗ることにしました。
予約の電話は滞りなく終わり、無事に予約が取れたと思っていました。当日、私は何の心配もせず、友人と一緒に予約した居酒屋へ向かいました。
私の予約がない!?
お店に着き、店員さんに「予約した田中です」と伝えると、「下のお名前もよろしいですか」と尋ねられました。
下の名前も答えたところ、店員さんは急に困ったような表情を浮かべました。「少々お待ちください」と言い、奥にいた店長らしき人と小声で話し始めたのです。
しばらくすると、2人が私たちのもとへやって来ました。
「申し訳ありませんが、お客さまと同じお名前の方が、すでにお席にいらっしゃいまして……」
予想もしていなかった言葉に、私は事情がのみ込めませんでした。
予約名がまったく同じ人
詳しく話を聞くと、私が予約時に使った名字だけでなく、下の名前までまったく同じ人が、同じ日の同じ時間に予約の連絡をしていたそうです。
お店には、同じ姓名を名乗る電話が2本入っていました。しかし店側は、別々の客からの予約だとは思わず、2本目を同じ人物からの予約確認の電話だと判断し、予約を1組分しか登録していなかったとのことでした。
そんな偶然があるのかと、驚かずにはいられませんでした。
2本目の電話が入った時点で、もう少し丁寧に確認してほしかったという思いはありました。一方で、実際とは異なる名字を使ったことへの後ろめたさもあり、強く責めることはできませんでした。
結局、そのお店には入れず、私たちは別の居酒屋へ向かいました。そこで、久しぶりに会った友人とお酒を酌み交わし、たくさん話をすることができました。当初の予定とは違いましたが、友人との時間は楽しいものになりました。
その後、結婚して、名字は変わりましたが、この出来事をきっかけに、予約をするときは必ず自分の本名を伝えるようにしています。
まとめ
伝えやすさを優先して別の名字を使ったことで、思いがけない行き違いが生じました。
店側にもう少し確認してほしかったという思いは残りましたが、私自身も、予約者を特定しやすい情報を正確に伝える必要があると実感しました。それ以来、電話で予約するときには、本名と電話番号を伝えるようにしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※AI生成画像を使用しています
著者:山田理沙/20代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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