義実家で家族を放置する夫に告げられたのは…
長期休暇に、3歳の娘と1歳の息子を連れて義実家に帰省しました。到着すると、夫は自分の部屋に直行して昼寝を開始。義実家で気を使う私や子どもたちを放置したことにモヤモヤしましたが、東京から岐阜まで約4時間の長距離を運転してもらった手前何も言えず、翌日以降の夫の行動に期待することにしました。
しかし翌朝、義両親も私も子どもたちも起きている中、夫は11時を過ぎても一向に起きてきません。娘に「お父さん、起きてー。遊びに行こうよ」と言われても無視です。お昼前になってやっと起きてきたかと思えば、ずっとスマホゲームをしています。
私が「今日どこ行く?」と聞いても、「どこも混んでるよ。おばあちゃんと遊ぶだけで十分」とスマホゲームをしながらの返答。結局その日は、夫が子どもと遊ぶことはなく、子どもたちはどこにも連れて行ってもらえず、おじいちゃんおばあちゃんと家で遊ぶ1日となりました。
帰省2日目。夫は朝からいそいそと外出の準備を始めます。どこか連れて行ってくれるのかなと思い、子どもの準備を終え、自分の準備をしながら、「今日はどこ行く予定?」と期待して聞くと、夫からは、「え? 俺これから友だちと遊んでくる。昨日、俺から『帰省してるからメシ行こうぜ』って連絡したらさ、焼肉奢ってくれるって言われてまじで楽しみ~。夜まで帰らないから適当にやっといて」とまさかのひと言が笑顔で返ってきました。
私が義母の手伝いと子どもたちの世話をしていた昨日、夫は自分だけ贅沢な外食や遊びの約束を取り付けていたのです。
私は納得できず、「は? そんな予定聞いてない。せっかくの貴重な家族の時間なのに、なんで子どものためを思って動けないの?」と言います。しかし、「いやいや俺の実家だし、好きにさせろよ。連れてきてやっただけでも感謝してもらいたいんだけど。お前だって家事せずにラクしてるだろ。子守りくらいはしろよ」と、とても父親とは思えない最低な言葉を残し、自分の支度を終えると出かけて行ったのです。
夫が義実家を黙って出て行ったので、義父母に「〇〇さん(夫)、お友だちと食事に行っちゃいました」と言うと、案の定2人は激怒。一部始終を説明すると、義父は夫に電話をかけ「よその大事なお嬢さんをもらっておいて、実家に帰ってきた途端に家政婦扱いか。父親としても夫としても最低限の筋すら通せない奴の親でいるのは、お嫁さんや向こうのご両親に申し訳なさすぎる。改心できないなら親子の縁を切る!」と強烈な説教をしてくれたのです。
あまりにもぶっ飛んだ「絶縁宣言」に私は思わず「あ、あのお義父さん、そこまで言ってもらわなくても……絶縁なんて……」とおどおどしながら言いました。すると義父は「いや、自分の娘がそんな扱いを受けたって聞いたら、ご両親は怒るはずだよ。私だって同じ気持ちだ」と言いました。どうやら義父は、最近結婚した夫の妹と私を重ねて、「娘を持つ親」として、妻を蔑ろにする自分の息子を許せないようでした。
すぐに帰ってきた夫は、義父の絶縁宣言に焦ったのか必死に私たちに平謝り。結局、夫は友人に断りの電話を入れ、お父さんに置いて行かれたと泣きじゃくる子どもたちにも謝罪し、その日は近くの公園に遊びに行ってくれました。その翌日も、夫のおこづかいで子どもたちを連れて遊園地へ。ようやく長期休暇らしく、家族団らんの時間を過ごせたのでした。
義父の絶縁宣言には正直驚きましたが、私だけでなく、私の両親の気持ちまで想像して夫を叱ってくれたことはとてもうれしく、感謝しています。実家だからと甘えて周囲を不快にさせた夫とは対照的に、筋を通した義父の背中から、人として大切な姿勢を学んだ気がしました。夫とのコミュニケーションをきちんと取り、家族の時間について意見をすり合わせていくことはもちろん、これから子どもたちを育てていく中で、私も義父のように人の立場や背景まで深く思いやれる人間でありたいと思います。
著者:中野さやか/30代・会社員。夫と3歳の長女、1歳の長男の4人家族。英語の実務翻訳家を目指して、日々スキルアップに励んでいる。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)