「おいしい!」事情を知らないママ友は夫を絶賛


30代後半のAさんは同い年の夫と8歳の息子と3人暮らしです。
Aさんは息子の同級生の母親数名と親しくしており、1~2カ月に1度、家にママ友を招いて、ママ会をしていました。Aさんの夫は普段まったく家事をしないのですが、ママ会のときだけは人が変わったようにテキパキと動きます。
そして、デパ地下のオシャレなお総菜をお皿へ盛り付け、「こんなものしか作れなかったけど……」とわざとらしく言って差し出します。
「え? ご主人の手料理? うわぁ、おいしい!」と、事情を知らないママ友たちはだまされて夫を大絶賛。それを聞いて夫は得意げに
「妻にはいつも、総菜は主婦の甘えだから手作りしろとうるさく言っているんですよ。もてなすときは、なおさら! 総菜なんて絶対ダメ」
と調子に乗ります。
自分だけ周囲によく思われたくてウソを重ねる夫の姿に、Aさんは強いイライラが募るばかり。過去に指摘した際に「俺の金でやっているんだ。好きにさせろ」と逆ギレされ、今ではすっかり諦めて何も言わなくなってしまいました。
レシピを聞かれ、その場しのぎのウソを並べる夫
ある日、再びAさんの家でママ会がおこなわれた際も、夫は同じようにデパ地下の総菜を盛り付けて持ってきました。ママ友たちはいつものように夫を褒めちぎり、Aさんをうらやましがります。ところが、1人のママが「これ、本当においしい。作り方を知りたいわ」と料理を絶賛したことで流れが変わりました。
「鶏胸肉なのに、どうしてこんなに柔らかいの?」と興味津々で尋ねてきます。夫は、他のママ友たちからも、味付けや珍しい野菜の購入先について次々と質問攻めに。夫を見ると、冷や汗を流し、目が泳いでいました。
しかし、夫は「火を通しすぎないのがコツ」「味付けはフィーリングだから覚えていない」などと、その場しのぎにデタラメを必死に並べ立てました。
ママ友たちは求めていた答えが得られず残念そうにしていましたが、すぐに別の話題で盛り上がります。しかし、Aさんだけは、ウソがバレなかったことに安堵している夫を、冷ややかな目で見つめていたのです。
悪事が丸聞こえ!?ウソつき最低夫に下った天罰…
ママ会が終盤に差し掛かったころ、予告もなく夫の友人夫婦が訪ねてきます。2人はいつも突然押しかけてきて、Aさんはその非常識さに参っていました。2人はインターホン越しに「暑いから早く開けてよ」と叫んでおり、夫は慌てて玄関へ。しかし、インターホンの通話が切れていなかったため、玄関先での会話がすべてリビングに丸聞こえだったのです。
夫は「今、ママ会なんだよ」と応対。すると友人夫婦が「なんだ、なんちゃって料理男子の真っ最中か」と声を上げます。
そして「お前もセコいよな。Aちゃんには総菜を禁止するくせに、自分は総菜を買って、『手料理です』なんて言って振る舞うんだから」と夫を茶化すと、「まあね、簡単にだませてちょろいわ」という夫の笑い声が響き渡りました。
状況を察したママ友たちは、手を口に当て、言葉を失いました。Aさんは普段受けているモラハラを初めて打ち明けました。真実を知ったママ友たちは大激怒。友人夫婦を追い返してリビングに戻ってきた夫を一斉に責め立てます。あまりの怒号の嵐に、夫はその場で手をついて謝罪するしかありませんでした。
それからというもの、定期的に開催されるママ会は、夫を褒める場から本物の料理男子にするための厳しい特訓の場へと変わりました。そして、夫はAさんがお総菜を買うことにも一切文句を言わなくなり、料理だけでなく少しずつ家事に参加するようになったそうです。
まとめ
今回の出来事から、やはりウソを重ねたり、相手を軽んじたりする態度は、いずれ自分に返ってくるのだと感じました。身近な人にこそ、思いやりを持って誠実に向き合いたいと改めて思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小山リオ/30代女性。娘と夫と3人で暮らす。娘が寝た後、夫とお酒を飲みながら映画を見る時間が最近の癒やし。
マンガ:へそ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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