入籍直前、義母からまさかの要求
当時、私は結婚後の新生活に向けて準備を進めていました。もちろん、一緒に暮らしていた愛猫も新居へ連れていくつもりでした。
ところが、入籍を目前に控えたある日、義母から突然こう言われたのです。
「猫は実家に置いてきなさい!」
義母なりに理由があったようですが、私には到底納得できるものではありませんでした。
愛猫は、私にとって単なるペットではなく、大切な家族です。それを当然のように「置いてきなさい」と言われたことがショックで、次第に怒りも込み上げてきました。
私は泣きながら夫に、「私が大切にしているものを大切にしてもらえないなら、このまま結婚するのは無理」と伝えました。
すると、入籍目前の夫は慌てた様子。「母さんには俺から話すから」と言い、義母を説得してくれました。
その後、義母も折れ、愛猫と一緒に新生活を始められることに。夫が私の気持ちを理解し、義母を説得してくれたことに安心した私は、予定どおり入籍しました。
しかし、結婚生活が始まると、少しずつ別の問題も出てきました。
義母とは、その後もさまざまな場面で考え方が合わず、何かあるたびにモヤモヤすることが増えていきました。そして、それは義母だけではありません。夫とも生活や将来について意見が食い違うことが多くなり、次第に「根本的な価値観が違うのかもしれない」と感じるようになったのです。
愛猫の件では味方になってくれた夫でしたが、それだけですべてがうまくいくわけではありませんでした。
結局、私たちは話し合った末、離婚することになりました。
◇ ◇ ◇ ◇
今振り返ると、「猫は置いてきなさい」と言われたときに覚えた違和感に、もう少し向き合っておけばよかったのかもしれません。
大切にしているものや価値観は、人によって異なります。結婚を決める前に、お互いが何を大切にしているのかをきちんと話し合い、少しでも違和感を覚えたときには、その気持ちとしっかり向き合うことも大切なのだと感じています。
著者:近藤和美/50代女性・派遣社員。大の猫好き。最近は、野良猫を眺めて楽しんでいます。
イラスト:こまつもえか
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!