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ビュッフェで料理を落とした子の親「あーあ、もう一回取ってきな」拾わず放置!?息子の行動で逃げたワケ

10歳の息子の誕生日にビュッフェへ行ったときの話です隣の席の子どもが大量のポテトをこぼしてしまったのですが、その両親はなんと片づけずに放置するのです。そして、私たち親子がこぼして放置しているのだと周囲から誤解され、冷ややかな目を向けられてしまうのですが、息子の行動で事態が一変し……?

放置されたポテトと店内に響く声

息子の10歳の誕生日に、本人のリクエストによりビュッフェに行くことになりました。当日家族で食事を楽しんでいると、年少くらいの男の子と2歳くらいの女の子を連れた若い夫婦が隣に座りました。

 

父親が女の子とテーブルで待っている間、母親は飲み物を取りに行き、男の子はお皿いっぱいのポテトを1人でそーっと運んでいます。「かわいらしいな」と思って見ていると、お皿が傾き、ポテトが全部落ちてしまいました。落ちたポテトは私たちの足元まで散らばっていましたが、それを見ていた父親は「あーあ」と言うだけで、拾う素振りも見せません。飲み物を持って戻ってきた母親も「なにしてんの、ポテトもう一回取ってきな」と言ったまま拾おうとせず、別の料理を取りに行ったのです。

 

通路を通る人たちは、ポテトが散らばったわが家の席を見ては、ポテトを落としたのがわが家かのように冷ややかな視線で見てきます。私が落ちたポテトを拾おうとすると、突然横から「すみません!」と大きな声が響きました。息子が遠くに見えた店員さんを呼んでくれたのです。そして隣の父親に「おじさん、ポテトは店員さんが片づけてくれるから、もう心配しなくて大丈夫だよ!」と、純粋な表情で声を掛けました。

 

 

ポテトを度々チラ見しながら、見て見ぬふりをしていた隣の父親を見て、息子は困っていると思い、助けようとしたのです。もちろん気まずそうな隣の父親。すると、店員さんが来るまでの間、近くをよちよち歩いていた別の席の1歳くらいの女の子が床のポテトに気づき、拾って食べようとしました。隣のテーブルの父親は「あ!」という顔をしたものの、立ち上がったり声をかけたりはせず、息子のほうが先に「ダメだよ」とその女の子を止めます。しかし、女の子の母親は激怒し「落としたポテトそのままにするなんて信じられない! 娘が食べようとしたじゃない!」と息子へ詰め寄りました。

 

濡れ衣を着せられそうな息子に、私が思わず声をあげようとしたところ、ちょうど店員さんがわが家のテーブルに到着。夫が事情を説明しました。隣の席が原因だと知った女の子の母親は「勘違いしてごめんなさい!」と息子と私たちに謝罪してくれました。

 

 

そして隣の父親に向かって「自分の子どもが散らかしたものを放置して、周囲に迷惑をかけるなんて、ありえないですよ!」と言いました。父親はぎょっとした顔をし、周囲の他の客からも冷ややかな視線を浴びて、気まずそうに「すみません……」と呟くしかありませんでした。

 

店員さんが「お食事中、不快な思いをさせて申し訳ございません」と私たちの座席を変えてくれました。戻ってきた隣の母親は、店員さんが床を清掃し、私たちが席を移動している光景と、周囲からの白い目にバツの悪そうな顔をして、結局すぐに家族全員でそそくさと退店していったのでした。

 

 

「困っているなら助けよう」と純粋な思いやりで声をあげてくれた息子。見て見ぬふりをしたり、すぐに動けないでいたりする大人よりも、その素早い判断と行動力はずっと立派で、親として本当に誇らしく思いました。子どものしたこととはいえ、親がマナー違反を放置すれば、周囲に大きな迷惑をかけてしまいかねないと思います。私たち大人こそが手本となるようマナーを守るべきだと改めて感じた出来事でした。
 

 

著者:西沢よう子/30代・主婦。10歳の息子を育てるママ。食べ盛りの息子のために、安くてボリューミーなレシピを探すのが得意。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

 

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