

「夜景を見に行こう!」彼から突然のお誘い
その日は彼と一緒に食事へ出かけていました。
ディナーを楽しみ、「そろそろ帰るのかな」と思っていたところ、彼が突然こう言ったのです。
「これから夜景を見に行こう!」
急な誘いに驚きつつも、私は「もしかして……」と期待してしまいました。
当時、私たちは結婚を意識するようになっていた時期。さらに、いつもよりどこか緊張しているように見える彼の様子に、「もしかしたら、今日プロポーズされるのかも」とドキドキしながら車に乗りました。
到着したのは、まさかの墓地!?
ところが、車は次第に街の明かりから離れ、暗い道へ入っていきます。
そして、ようやく到着した場所を見て、私はびっくり。
目の前にあったのは、きれいな夜景が見える展望台ではなく、なんと墓地だったのです。
「えっ……ここ?」
思わず彼のほうを見ると、彼も明らかに慌てた様子。どうやら目的地までの道を間違えてしまったようでした。
彼と一緒に地図を確認し、「こっちじゃない?」「一回降りて探してみようか」と相談しながら、歩いて展望台への道を探すことに。
少し前まで「プロポーズされるかも」とドキドキしていたのに、気づけば2人で夜道を右往左往。予想外の展開になってしまいました。
道に迷った末、ようやく…
しばらく2人で探し回り、ようやく目的の展望台へ到着。目の前には、街の明かりがきらきらと輝く、きれいな夜景が広がっていました。
そして、その夜景をバックに、彼は少し照れくさそうに私へプロポーズしてくれたのです。
「やっぱり、プロポーズだったんだ……!」
墓地へ迷い込んだり、2人で道を探したりと、思いがけないハプニングもありましたが、無事にプロポーズをしてもらうことができました。
決して予定通りのプロポーズではなかったと思いますが、道に迷って慌てる彼の姿も、2人で展望台を探した時間も、今となっては大切な思い出です。
その後、私たちは結婚し、現在は3人の娘にも恵まれました。いつか娘たちが大きくなったら、「お父さんにプロポーズされた日は、最初に墓地へ迷い込んだんだよ」と笑いながら話してあげたいと思っています。
著者:石川ゆかり/30代女性・仕事と家庭の両立に奮闘する会社員ママ。最近はタイパとコスパを意識してごはんを作るのがマイブーム。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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