産後4日目に夫が現れたワケ
初めての子どもを出産した日、朝から陣痛が始まっていたにもかかわらず、夫はそのまま仕事へ行きました。私は陣痛に耐えながら荷物を持ち、友だちにも連絡しながら病院へ向かい、そのまま出産を迎えました。そして、夫が病院に姿を現したのは、なんと産後4日目だったのです。
どうして生まれた日に来てくれなかったのかと尋ねると、夫は「あー実は、子どもが生まれたお祝いで、友だちと焼肉に行っていたんだ」と言ったのです。さらに、「仕事着が汚れていたし、そのまま病院に行ったら赤ちゃんによくないと思って」とも話しました。けれど、それならなぜ翌日以降も来てくれなかったのか、私には理解できませんでした。
その日は子どもの顔を少し見ただけで早々に帰宅し、退院の日も結局仕事だと言って迎えに来ず、友だちが駆けつけてくれる事態となりました。
ようやくわが家へ帰宅すると、家の中は足の踏み場もないほどごちゃごちゃに荒れ果てていました。「仕事着が汚れているから病院に行けない」と言っていたのに、生まれたばかりの赤ちゃんを迎える家がこの状態なのを見て、私は夫の言葉にますます納得できなくなりました。入院期間中に義母が片付けに来てくれていたようですが、夫はそれをあっという間に元の散らかった状態へ戻してしまったのです。
この一連の夫の態度に限界を迎えた私は、冷ややかな視線を向けながら「汚い服で病院に行くのは赤ちゃんに悪いって言ってたよね。じゃあ、この部屋に赤ちゃんを迎えるのは平気なの?」とはっきりと突きつけました。そう指摘すると、夫は返す言葉を失い、気まずそうにその場で黙り込みました。
その後、夫とは改めて話し合い、初めての出産でどれほど心細かったか、産後の体で荒れた家に帰ることがどれほどつらかったかを伝えました。
あのとき黙って我慢していたら、私のつらさは夫には伝わらないままだったと思います。すぐにすべてが変わったわけではありませんが、話し合ったことで、夫も少しずつ育児や家のことを考えるようになりました。今でも当時を思い出すと複雑な気持ちになりますが、これからも一人で抱え込まず、夫婦で話し合いながら子育てをしていきたいと思います。
著者:鈴木千夏/20代女性/結婚2年目。2024年生まれの息子と夫の3人暮らし。現在は育休中で資格の取得に向けて勉強中。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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