私がいない日に泊まりたいと言う両親
私の両親と夫が初めてきちんと顔を合わせたのは、結婚のあいさつをしたときでした。
当時、夫は父にお酌をしたり、食事の注文を気にかけたりと、とても丁寧に接してくれました。その姿に両親も好感を持ったようで、結婚後も夫のことをかわいがってくれています。
私も義両親とは仲が良く、お互いの家族とも良い関係を築けていると感じていました。
そんなある日、遠方に住む両親から、「来月、観光も兼ねてそっちへ遊びに行きたい」と連絡がありました。
ところが、両親が希望していた日程は、私が友人の結婚式で遠方に宿泊する予定の日。そこで、「その日は私がいないから難しいよ」と伝えました。
すると母は、「そんなの気にしないから~」と言うのです。てっきり日程を変えるのだと思っていた私はびっくりしました。
次々と出てきたお願いに困惑
さらに両親は、「夫くんがいるなら大丈夫でしょ」と言い、わが家に泊まるつもりで話を進め始めました。
それだけではありません。
「駅まで迎えに来てほしい」
「夜ご飯のお店も予約しておいて」
「翌日は空港まで送ってほしい」
と、次々にお願いが出てきたのです。
私は「さすがにそれは無理すぎる……」と戸惑いました。いくら両親と夫の仲が良いとはいえ、私がいない中で両親を泊め、食事や送迎までお願いするのは申し訳ないと思ったのです。
それでも、まずは夫の気持ちを聞いてみようと思い、ダメ元で事情を話してみることにしました。
すると夫は意外にも、「いいよ。君がいなくても大丈夫!」とあっさり快諾。さらに、「みんなで子どもたちを見られるし、むしろ助かるよ」と言ってくれたのです。
私はその返事に驚きました。自分が逆の立場だったら、夫が不在の中で義両親を泊めて送迎まで引き受けるのは、正直なところかなりハードルが高いと感じます。
だからこそ、「本当にありがとう」と夫に伝え、両親にも「夫にちゃんと感謝してね」と念を押しました。
両親から次々とお願いされたときは、「さすがに難しいのでは」と思っていました。それだけに、夫が嫌な顔ひとつせず引き受けてくれたことには驚きました。
長い付き合いの中で、夫と両親の間にも私が思っていた以上に信頼関係が築かれていたのかもしれません。夫と両親が良い関係でいてくれることを、改めてうれしく感じた出来事でした。
著者:都うめこ/30代女性・2017年生まれの男の子、2019年生まれの女の子を育てるママ。転勤族の夫に帯同しながら、ライターとして公園レポートや子育てのエピソードを執筆している。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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