夫がホワイトボードに書いたもの
後日、ホワイトボードを買ってきた夫は「人生の残り時間」「子どもとゆっくり過ごせる時間」「夫婦でゆっくり過ごせる時間」と書き込んでいきました。
「これは何?」と私が尋ねると、夫は「人がだいたい80歳まで生きるとしたら、あとどれくらい時間が残っているのか、ここに記しておこうと思って」と真面目な顔で答えたのです。
さらに、「こうやってすぐ見られるところに書いておけば、いつでも家族との時間が大切だって再認識できるからね」と話しました。
家族との時間を真剣に考えてくれていることをうれしく思う一方で、私は心の中で「いや、そこは常に大切だと認識しておいてよ!」とつっこんでしまいました。
それから夫は毎日、ホワイトボードに書かれた残り時間を更新しています。数字を見るたびに、家族と過ごせる時間の大切さをかみ締めているようです。
わが家に人が来ると、ホワイトボードを見て「え、これは何?」と聞かれることがよくあります。そのたびに説明することになるのですが、たいてい「素敵な旦那さんだね」と言ってもらえるので、悪い気はしません。
とはいえ、毎回説明するのは少し大変。そのため最近は、誰かが初めてわが家に来るときは、こっそりホワイトボードを隠しています。
著者:井上亜季/30代女性・専業主婦。出産を機に仕事を辞めました。子どもが2歳になったら働き始めると決め、今は育児や家事を目いっぱい楽しんでいます。
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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